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ディレイエフェクター、Ibanez 「DE7」の魅力
エレキギターを演奏する際、エフェクターを繋げて音の変化を楽しむという方も多いと思います。
今回は私が実際に使用しているディレイエフェクター、アイバニーズのDE7を紹介します!
4年の付き合いになる(いい意味で)チープなところが大好きなエフェクターです!
目次
ディレイエフェクターとは?
「Delay」は日本語で「遅延」を意味する英語です。
その名の通りディレイエフェクターを繋ぎギターを弾くと、入力された音が繰り返し再生されます。つまり山びこのような効果が得られるという訳です。
Ibanez DE7の特徴・解説
DE7はTONE-LOK(トーンロック)シリーズとして2000年頃に登場します。
ちなみに当時のカタログには「スイッチ一つで高価なラック・マウントのエフェクターに匹敵するハイテク・デジタル・ディレイと、ヴィンテージのロー・ファイなテープ・エコーのウォームに歪んだサウンドを手に入れることができます。」と書いてあります。
ディレイタイム
DE7は30ミリ秒から2.6秒までの幅でディレイタイムを選択することができます。
2.6秒というのはそこまで長くなく感じられるかもしれませんが、BOSSの名機「DD-3」のディレイタイムは最大800ミリ秒なので大きな差があることは明白かと思います。
またディレイタイムはRANGEスイッチを操作することにより変動域を変更することができます。
MODE
先述した通り、DE7にはECHOとDELAYの2つのモードがあります。
それぞれのモードについて使用した感想を述べると、 ECHOモードはなかなかにイナタい音です。悪く言えば抜けない音ですが、ディレイタイムを短くすればロカビリーなどをプレイするにはもってこいの音が出せます。
DELAYモードは本当に普通のデジタルディレイです。やはり2000年頃のデジタルディレイなので現行で売られている物と比べるとなんとなくクリアさには欠ける気がします。ただ、おそらくディレイモード目当てでこのディレイを購入する方は多くはないと思うのでそこまでは問題じゃないように感じます。
DRY OUT
DE7には2つのアウトプットがあります。
1つはMONO、普通に使用する際はこちらのみに繋げばOKです。
もう1つはDRY OUT、MONOと同時に繋ぐとギターの原音はDRY OUTから、ディレイ音はMONOから出力されます。音作りの幅は広がりそうなのですが、私は億劫なのでMONOだけに繋げて使用しております。
発振は出来るの?
発振についてですが、「一応出来る」程度です。
MODEをECHOにした状態でREPEATを上げると発振します。
しかし個人的な感想としては、「やはりアナログディレイの発振には敵わないな」という印象を受けます。なんとなく音にハリが無いように感じます。
ノブが引っ込む
これはTONE-LOKシリーズ全てに共通することなのですが、ノブを押し込むと引っ込みます。
つまり演奏中に誤ってノブを操作してしまうということがありません。ありがたい設計ですね。
使用するときの注意点
このDE7、内部のスイッチが非常に小さいため強く踏むと壊れそうで非常に怖いです。
ちなみに私が所有している物は、スイッチは折れたりしていないのですが、強く踏みすぎたためかLEDは点くけどディレイ音が出力されないという状態になっております。ちなみに指でそっと押せば正常に動作します。
しかし私はどうしてもDE7を使いたいため、One Controlの1ループボックスを使用し、それをスイッチとして使い続けております。非常にかさばります。
なぜ筆者はこのエフェクターを選んだのか
私はDE7をかれこれ4年くらい使用しております。
理由は、、
「なんか良いから」
これに尽きます。
2000年前後特有のデジタルチックな見た目もとても良いと思います。
音もイナタさもありつつ存在感もしっかりあって比較的使いやすいです。
弱点もありますが、使っている人も少なく、自分の個性が出せる良いエフェクターなのではないでしょうか。
人とは違ったエフェクターを使いたい、という方にもおすすめな一品です。
筆者愛用の可愛いエフェクターたち
※筆者はこのようにボードに組み込んでおります。整頓してなくてすいません!
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