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初心者必見!カメラのおススメの保管方法を解説!防湿庫とドライボックスの違いをレビュー

みなさんこんにちは!
カメラを持っている方、これからカメラを始めようと思っている方、カメラにはしっかりとした保管方法があるのはご存じでしょうか?
当社はカメラ専門の買取店ですが、お客様によってはカメラの保管方法を知らなかった為にカメラボディはもちろん、レンズもカビが生えて劣化して買取金額が下がってしまうケースがよくあります。

今回はカメラを長く使う為にも、将来お買い換えなどで手放す時により高く売却する為にも、カメラのベストな保管方法について書いてみます。

カメラ・レンズは湿気に弱い

カビのレンズ

まずカメラの天敵とも言える「カビ」ですが、発生する要因は「温度」「湿度」「栄養源」の3つの条件が揃うときに発生します。
「温度」は20℃以上、「湿度」60%以上で発生し、湿度80%を超えると急速に繁殖し始めます。
そして最後の「栄養源」は家の中に沢山潜んでいます。畳や壁に塗られている塗料、ゴミやホコリ、そして我々人間から出る皮脂や垢、抜けた髪の毛などもカビの栄養源になります。

特に水回り(風呂場、洗面所、シンク)や冬の結露した窓などの付近は湿気が多い為、カビが生えやすく更には繁殖しやすい環境にあります。

特に日本は高温多湿の傾向にあります。
また、カメラの「レンズ」や「ファインダー」部分は密閉されている部分が多く、湿気が溜まりやすい構造でもあります。
更に、戸棚や引き出しなどの空気の循環がない状況でそのまま保管してしまうと、カメラの構造上の性質も合わさってカビが発生してしまいます。

なので、上記の条件を満たしていない環境にする事がカメラに取って一番良いということです!

湿度とレンズ

湿度対策には「防湿庫」or「ドライボックス」

上記の条件を満たさない状態を作るには保管できるケース、そしてカメラにとって適正な湿度を保つためのアイテムが必要になります。

そこで注目するのは「防湿庫」と「ドライボックス」になります。
機材が多い方やお金に余裕のある方には防湿庫、持っている機材が少ない方や「少しでも安く済ませたい!」という方にはドライボックスをオススメします。ここからは防湿庫とドライボックスそれぞれの特徴について解説します。

防湿庫とは

防湿庫は文字通り湿度を抑えてくれるケースになります。
ケースで保管ができるので、日常生活で出てくるホコリなどに触れることがありませんし、一番の天敵の湿度を適正な数値で保ってくれます。

部屋の中の基本的な湿度は50〜60%くらいだといわれていますが、防湿庫中の湿度はカメラにとって最適と言われている30〜40%位を維持してくれます。

カメラを保管するうえで理想的な環境を作ってくれるので、カメラ初心者の方には是非オススメしたい商品です。

効果のほどが非常にわかりやすいのが防湿庫に海苔を入れた場合。湿度が高い状態が続いた海苔はフニャフニャになって美味しくなくなりますが、防湿庫に入れておくとフニャフニャになることなくずっとパリパリの美味しい状態を維持できます。

実際買取営業でお客様のご自宅にお邪魔させていただいたときに、カメラと一緒に海苔を保管されているお客様にも出会った事があります(笑)

防湿庫
当社で実際に買取した防湿庫

防湿庫は数台の保管に適した小さいものから、何十台も保管出来るサイズまで様々展開しています。
もちろんサイズによってお値段は変わりますので、ご自身の所有している数に合わせた防湿庫を選ぶのがベストでしょう。

一般的なサイズは
・~30L未満
・30~50L未満
・50~100L未満
・100~150L未満
・150~200L未満
・200~300L未満
・300L~
の7段階に別れます。

私おかMはカメラのボディ3つ、レンズ7本、アクセサリー類で74Lの防湿庫を使っています。

防湿庫
実際に使用している防湿庫 東洋リビング ED-81SD

ドライボックスとは

ドライボックスも基本的な性能は防湿庫と一緒です。
ただ、2点違う点があります。

乾燥剤を入れないと湿度の調節は行えない
電源が不要
の2点です。

ドライボックスはあくまでただの保管ケースなので、湿度を抑える機能は持ち合わせていないので乾燥剤を用意して入れる必要があります。

そして防湿庫と違い、乾燥剤で湿度を抑えるので電源が不要ですが、乾燥剤を定期的に入れ替えるというひと手間は必ずかかってくるポイントになります。

引用元:ヨドバシカメラ ドライボックス販売サイト

防湿庫とドライボックスのどちらを選ぶべきか

防湿庫とドライボックスはそれぞれにメリット・デメリットがあります。

防湿庫

メリット
・コンセントに繋ぐだけで半永久的に湿度を抑えてくれる
・ケース内の湿度が何パーセントか把握ができるメーターが付いている
・保管できる容量のレパートリーが豊富なので、持っているカメラの数に応じて選べる

デメリット
・場所をとってしまう
・電気代がかかってしまう
・ドライボックスより高価

ドライボックス

メリット
・場所をとらないのでタンスの中でも保管可能
・防湿庫と違い、電気代がかからない

デメリット
・乾燥剤を定期的に交換する手間がかかる
・ケース内の湿度が何パーセントかを把握できるメーターが付いていない商品が多い
・小さいケースになるので、少量のカメラしか保管ができない

個人的には定期的に乾燥材の入れ替えなどが面倒だったり、メーターがついているので湿度の確認もしやすいというメリットがあるので、防湿庫をおすすめします!

防湿庫、ドライボックスを購入する際に覚えていてほしい3つのポイント

防湿庫を購入するうえで必ず押さえておくべき3つのポイントがあります。

①持っているレンズが収納可能か確認しておくこと

購入したのはいいものの、持っているレンズが入らない!ということが起こらないように持っているレンズの中で一番長い尺(望遠レンズなど)は測っておく必要があります。

②機材増加に備えて、少し大きめのサイズを選ぶ

持っている機材が丁度良く収まる大きさよりも少し大きめのサイズを選んでおくと、後々機材を追加するときに安心です。

③機材が少ない場合はドライボックスも選択肢へ

持っている機材が少なく、新しく機材も購入予定がない入門機種のダブルズームキットなどで事足りる場合は場所を選ばず保管ができ、お手ごろな価格帯で購入できるドライボックスも選択肢に入れて良いと思います。
万が一機材が増えることになっても低価格で購入可能なため、上記のデメリット部分が面倒でなければドライボックスでも十分に保管ができます。

最後に

いかがだったでしょうか。
おかMもカメラを始めたての頃はこんな便利グッズがあると知らず、棚の上にただ置いていました。
幸いカメラ友達に教えてもらい早く防湿庫と出会うことができ、カビなどは生えませんでしたがカメラを購入するタイミングで同時に購入することをおすすめします。

そして、ニーゴ・リユースでは防湿庫もカメラの周辺機器になるので、もちろん査定可能です。
カメラを始められる方向けにこの記事を作りましたが、カメラのご引退を考えられている方は、お持ちの防湿庫も一緒にカメラ好きの査定士が査定をいたしますのでお気軽にニーゴ・リユースにお問い合わせください。

ポッドキャストでもオーディオ・楽器・カメラについて話しているのでぜひお聞きください。
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