- オーディオ
レコード音源とサブスク音源をJBLの4311で視聴した比較レビュー!
こんにちは。最近、川本真琴にハマっているS藤と申します。
皆さんは音楽を聴くときはどんな媒体で聴いてますか?
私は主にレコードとサブスクリプション(Spotify)の二刀流で聴いております。
以前、筆者はレコードとCDの比較の記事を書きましたが、よく考えると現在の最新かつ主流の音楽媒体はサブスクだと思います。2015年以降に出現したサブスクは、それまではアルバム毎、或いは曲毎に購入していた音楽を定額支払う事でほぼ聴き放題になる(聴けない曲もある)。といったサービスでした。今考えても「すげ~」と思います。
そういうわけ(?)なので、今回はレコードの音源とサブスクの音源の音質の違いを見ていこうと思います!
今回も我々ニーゴ・リユースで買取させていただいた機材を使って試聴していきます!
目次
聴く音源たち
①SAM&DAVE “SOUL MEN”
1961年結成のソウルデュオ、サム&デイヴが1967年に発表した3rdアルバム。
名前からしてソウルまみれですし、音もいかんせんソウルです。
②Lightnin’ Hopkins “Mojo Hand”
50、60年代に活躍したブルースマン、ライトニンホプキンスが1960年に発表したアルバム。
ブルースでありながらもカントリー的な要素もありそこがまた良いです。
③The Jon Spencer Blues Explosion “Orange”
1991年結成、ルーツ志向のロックをやっているジョンスペンサーブルースエクスプロージョン(名前長すぎだろう)が1994年に発表した3rdアルバム。
ツインギターにドラムのみの所謂ベースレスバンドですが、そこがまたシブいです。バンド名は長すぎです。
使用する機材
スピーカー JBL “4311”
1973年発売
小さいスタジオやポータブルタイプのプレイバックモニター用として開発されたスピーカーです。全モデルの4310から僅か2年で発売されたそうです。
低域には30cmコーン型ウーハー2212、中域には13cmコーン型スコーカーLE5-2を搭載しており、高域には3.6cmコーン型ツイーターLE25を搭載しております。
グレーとウォルナットの2種類があり、今回使用するものはウォルナット仕上げになります。(個人的にはグレーが好きです笑)
アンプ Sansui “AU-707”
1976年発売
今でもなお人気のあるSANSUI、707シリーズの初代のモデルとなります。
SANSUIはJBLの輸入代理店をやっていたり、スピーカーを共同開発していたり、噂にすぎませんがSANSUIのアンプはJBLを鳴らすために設計されている。なんていう説もあるそうです。つまりJBLとの相性は抜群なのではないでしょうか。
レコードプレーヤー TRIO “KP-7070”
1979年発売
現在はケンウッドに社名が統一されたトリオ製のレコードプレーヤー。
2年前に発売されたKP-7700の後継機的モデルかつ、コストパフォーマンスもKP-7700以上のものとなっております。
クォーツロックと慣性ロックを採用したダイレクトドライブのターンテーブルです。
(肝心のサブスクは、筆者が普段から使用しているSpotifyです。)
実際に聴いてみる
それでは実際に聴いてみます。
まずはサム&デイヴ。
レコードよりもサブスクの方が平された、大人しい音のように感じます。
レコードだと明らかに中域、中低域が大きく出ています。
ソウル(魂)といっている以上レコードの方がアクティブな音でグッとくる印象があります。
まぁ、かの甲本ヒロト氏もオーティスレディングのCDでは泣けなかったけどレコードだと泣けた的な事を言っていた気がするので言わずもがなでしょう。
次にライトニンホプキンスです。
こちらもさっきのサム&デイヴ同様、サブスクだと大人しい音といった印象で、レコードの方が明らかに良く感じます。
特に驚いたのが、レコードだと歌う直前のブレスがよく聴こえるという点。
ブルースならではの(良い意味での)おどろおどろしさが如実に表れているな、と思います。
最後にジョンスペ(略称)を聴きます。
正直違いがよくわからないです!
やはり、レコード用に録音された音源ではないためなのかほぼ同じに感じます。
強いて言うならレコードの方が音圧があるような気もしますが、それすら怪しいです笑
この帯域がよく出てるなぁとかも特に感じませんでした….
ちなみに以前の記事( スピーカー3機種聴き比べ!高級機種としておすすめされるJBLは本当に音が良いのか?)ではJBLの4312を聴きましたが、筆者の記憶が正しければ4311よりも4312の方がそれぞれの楽器の音がハッキリ出てる印象はあったかと思います!(使ってる機材も違えば期間も空いているので怪しいですが…笑)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はレコードとサブスクの音質の違いを見てみました!
以前書いたレコードとCDの比較の際にも書きましたが、やはりCDでの販売をメインに考えられた音源はレコードで聴いてもあまり違いが出ませんでした。
一方で、レコードがメインの録音の場合は「明らかに違うな」と感じる場面が多いです。
「音質」だけで考えればCDやサブスクの方がレコードよりも上なのかも知れませんが、音楽を楽しむ上で重要視されるポイントが音質だけでは無いということを再確認させられました。
もう一つ、レコードはあの大きいアートワークも魅力のひとつだとは思うので、「聴かないけど飾りたい!」と言う人もレコードを買ってみるのもアリなのではないでしょうか?
みなさんもご自身のレコードを探して、良いレコードライフをお過ごしください!!
また、我々ニーゴ・リユースではオーディオの機材のみならずレコードなどの買取も行っておりますので、不要なレコードなどございましたら是非我々にお問合せください!
ではまた!