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希少動物の演奏家!?赤ちゃん、子供を連れて家族で楽しめるクラシックコンサート「ズーラシアンブラス」をご紹介!
みなさんは、お子さんやお孫さんに小さいうちからクラシック音楽を聴かせて、「教養を深めてほしい!」と思ったことはありませんか?クラシック音楽に小さな子供の頃から慣れ親しむことで、楽器への興味が湧いたり、趣味の幅が広がったりと、さまざまな可能性が広がりますよね。
でも、小さいお子さんを『クラシックコンサートに行こう!』と、連れ出したとして(じっとしていてくれるだろうか・・)とか、(最後まで飽きずに楽しんでくれるかな・・)などと、不安に思いますよね。
そんなときにおすすめしたいのが、子供でも楽しめる「ズーラシアンブラス」のクラシックコンサート「音楽の絵本」です!
本記事では、実際に私がズーラシアンブラスの音楽の絵本コンサートに行った体験を踏まえて、その魅力を詳しくご紹介します。子供を連れて家族で楽しめるコンサートを探している方、小さいお子さんがクラシックに興味を持つきっかけを作りたい方にぜひおすすめします!
ズーラシアンブラスとは?

ズーラシアンブラスは、演奏者全員が動物のマスクをかぶり、楽器を演奏するユニークな金管五重奏団です(編成はトランペット×2、ホルン、トロンボーン、チューバ)
2000年、横浜動物園ズーラシアのマスコットキャラクターとして結成されたのが始まりで、メンバーは横浜動物園ズーラシアで飼育されている希少動物をモチーフにしています。
指揮者のモチーフはオカピ、トランペットはインドライオンとドゥクラングール、ホルンはマレーバク、トロンボーンはスマトラトラ、チューバはホッキョクグマが担当。
コンサートによっては、弦楽器や打楽器、ピアノの演奏者などの色々な動物たちも加わり、多彩な編成で楽しませてくれます。
親しみやすいコンサート内容
そんなズーラシアンブラスは、「ズーラシアンフィルハーモニー管弦楽団」としてオーケストラを結成し、定期的に「音楽の絵本」という子ども向けクラシックコンサートを公演しています。この「音楽の絵本」は、“クラシック音楽における絵本のような存在になりたい”という思いから制作された、親子で楽しめる本格的なクラシックコンサートとのことです。
公演によっては、なんと0歳から入場が可能。動物をモチーフにした見た目で子どもが楽しんでくれるのはもちろんのこと、親子に優しい工夫が施されています。
例えば、観客席が完全に暗くならないように照明を調整してあったり、子どもが泣いたり立ち歩いたりすることも想定されているため一般的なクラシックコンサートにある、きっちりとしたイメージとは違って小さな子ども連れであっても安心して楽しむことができます。
ズーラシアンフィルハーモニー管弦楽団『森のくまさん、チャイコに出会った。』
演奏する楽曲はクラシック音楽が中心ですが、上記の動画のように子どもに親しみやすい童謡とクラシックの名曲を組み合わせたオリジナルアレンジの楽曲も取り入れています。
コンサート体験談

ここからはわたしが実際に2022年に子供とコンサートに行った体験談をお話していこうと思います。コンサートのタイトルは「音楽の絵本 with パイプオルガン」会場は札幌コンサートホールkitara(キタラ)でした。
きっかけは、当時3歳だったわたしの子どもが、教育番組のCMで「音楽の絵本」のコンサートを見て興味を示したことでした。
普段は音楽といえば、アンパンマンの歌以外にあまり興味を示さない子が、クラシックコンサートに関心を持つとは・・!わたしはとても嬉しかったので、すぐに公式HPでコンサートの申し込みをチェック!すると、なんと残り2席!急いで予約し、なんとか席を確保することができました。
当日の公演は、午前の部が0歳以上向け、午後の部が3歳以上向けという形で開催されていました。わたしたちが参加したのは、3歳以上向けの公演です。この公演は「自分の席に座って静かに観られる子」を対象にしているようでした。
幸い、うちの子は比較的大人しいタイプだったので、泣き叫んだり立ち歩いたりする心配はあまりありませんでした。
しかし、元気いっぱいでじっとしているのが難しいお子さんの場合は、3歳以上であっても、0歳以上向けの公演を選ぶほうが安心かもしれません。そちらの公演はよりリラックスした雰囲気で、年齢や性格を問わず参加しやすい配慮がされているようです。
当日の様子
クラシックコンサートは実はわたしもはじめて参加するので、まずは服装選びに悩むところからスタート。TPOが全くわからない・・と思いながらも、とりあえず親子ともどもなんとなく余所行きのワンピースを着て家を出ました。
会場に着くと、たくさんの親子連れが集まっていました。気になる服装は様々で、わたしたちのように少しおしゃれをしてワンピースを着ている人もいれば、完全に普段着のまま来ている人も。中にはクラシックコンサートに慣れているのか、親子で素敵なドレスを着こなしている人たちもいました。
どんな服装でも特に浮くことはなさそうだったので、服装は何でも大丈夫。子供は時折、絶対に自分の意見を譲らないコーディネートを提案してくる時がありますが、そんな時でも安心して参加出来る雰囲気がとてもありがたいなと思いました。
コンサート最初の曲は、
フクロウ(オルガンオウル)さんのパイプオルガンの演奏から始まりました。

曲はあの有名なバッハの「小フーガト短調」
生演奏で聴くパイプオルガンは、とても綺麗な音で迫力がありました。普段は中々パイプオルガンの音を聴く機会なんて無いので、わたしにとっても貴重な体験でした。
バッハの他にはモーツァルトなど、クラシックの王道曲から、アニメ「ルパン三世」のテーマ曲まで、幅広いプログラムが用意されていて、クラシックにあまり馴染みのない私でも楽しむことができました。
特にうちの子どもが一番喜んでいたのがスイス民謡の「静かな湖畔」
「カッコーカッコー♪」のあの曲ですね。この曲を動物たち全員で演奏する場面では、1フレーズずつ追いかけて弾いていく中で、突然1匹が違う曲を演奏し始める!?というコミカルなやり取りがあったのですが、それが子どもに大ウケしたらしく、家に帰った後もずっと「面白かった!」と何度も話していました。
このように、子どもが楽しめる演出が盛り込まれていて、親子で一緒に楽しめるクラシックコンサートだと実感しました。
札幌コンサートホールkitaraとは?

上記「音楽の絵本 with パイプオルガン」コンサートはkitaraで公演されました。
Kitaraは札幌ではお馴染みのコンサートホールで、クラシック音楽の本格的な公演からファミリー向けのコンサートまで、幅広いイベントが開催されています。
そんなKitaraについて詳しく調べてみました。
札幌コンサートホールkitara(キタラ)は、札幌中島公園内に位置する北海道初の本格的な音楽専用ホール。1997年にオープンしました。
kitaraは、国内トップクラスの世界的な音響設計を誇り、大小2つのホールで構成されています。特に大ホールは2,000席以上の収容能力を誇り、パイプオルガンが設置されています。
このパイプオルガンはフランスの「アルフレッド・ケルン社」による製作で、4,976本のパイプを備えた大規模なものです。Kitaraのために約2年の歳月をかけて製作されました。

また、舞台上部には音響反射板が設置されており、演奏の音がホール全体に広がるよう工夫されています。音響特性はコンサートの種類や編成に応じて調整可能で、オーケストラの壮大な響きからソロリサイタルの繊細な音色まで、幅広く対応できます。
さらに、kitaraは札幌の繁華街に近い場所にありますが、ホール内外の遮音性が高く、交通音や外部の雑音が遮断されており演奏中の静けさが保たれるため、街中であっても音楽に集中できる環境が整っています。
アクセスも良好で、札幌市営地下鉄南北線・中島公園駅から徒歩7分ほど。
木々や池に囲まれた自然豊かな中島公園内に位置しているため、公演の前後に子供を遊ばせるのにも最適な場所です。
そんな Kitara ですが、老朽化に伴い、2028年から約2年間の改修工事が予定されています。建物の設備補修に加え、特殊な音響設備の改修やパイプオルガンのオーバーホールといった専門的な作業も含まれるため、比較的長期間の休館となるようです。
まとめ

ズーラシアンブラスのコンサート「音楽の絵本」は、動物をモチーフにしたユニークな演出と、子どもにも配慮された温かい雰囲気の中で、クラシック音楽を存分に楽しむことができます。親子で一緒に音楽を共有できるこの時間は、心に残る大切な思い出となりました。
子どもと一緒に楽しめるクラシックコンサートを探している方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
最後に、ニーゴ・リユースではオーディオ・楽器の専門買取を行っておりますので「クラシックといえば・・そういえば、楽器を持っていたな」という方や、「今持っているものよりも、もっと良いオーディオを買い直して子どもと一緒にクラシック音楽を楽しみたい!」という方は、一度査定に出してみるのはいかがでしょうか。
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