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捨てるのはもったいない!中古でもオープンリールテープは売れる。
その昔、アナログ録音の代表だったオープンリール。
現在では、ほぼ使わなくなったという方も多いかもしれません。
そのため、オープンリールデッキを手放す方も増えておりますが、意外と知られていないのがオープンリールのテープも買取可能ということです。
もう録音されている古いテープだからといって処分してしまう方もいますが、それはかなりもったいないです。なぜなら中古でも売れるからです。
オープンリールテープは「開封済み・使用済み」でもしっかりと買取需要があり、その中には高額で取引されているテープまであるのです。今回はそんなマニアックなオープンリール”テープ”の買取需要についてご紹介します。
まず、オープンリールとは?
簡単にいうと音楽用カセットテープの大型版です。
テープに直接触れる必要のないカートリッジ式(一般的なカセットテープ)とは違い、テープがむき出し(オープン)になっている磁気テープメディア形態の総称で日本では「オープンリール」と呼ばれます。
デジタルでいくらでも録音できる現代でも「アナログで聴きたい」というオーディオマニアからは未だに人気があり、登場から半世紀以上経った今でも需要があります。
また、オープンリールはレコードと比べても録音できる情報量(信号の最大値と最小値)が広いため、音源を収録する際にカットされてしまう部分が少なく高音質を保つことができます。
実際にオープンリールで聴いてみると音の一つ一つに厚みがあり、演奏の録音などを聴いても他のテープメディアと聞き比べてリアル感が全く違います。
オープンリールはアナログ録音の中でも最高位の音質と言って間違いないでしょう。
なぜ今オープンリールが人気なのか。
調べてみると「海外のオーディオマニア」に需要があるというのが大きいみたいです。
それまで、今ほど注目されていなかった日本製のオープンリールデッキが再注目され、ここ10年で値段が今までに無いほど上がっています。
相場の値上がりは全てのオープンリールデッキに当てはまるわけではありませんが、AKAIやTEACなどのメーカーの上位モデルは高額で取引されてます。
また、個人的にはレトロブームも関係していると感じております。
最近では国内外問わずミュージックビデオやLoFi Hip Hopなどの配信でも、アナログサウンドを表現する際にやたらとオープンリールデッキが出てくる印象があります。
またレコーディングの際にあえて一度アナログ機器(オープンリールなど)を通して録音し、編曲をするという作曲方法もあります。同じLoFiサウンドでも人工的に取り入れられたノイジーなデジタル音質よりも、天然で飾らないノスタルジックなアナログサウンドの方が親しみやすくて好きという音楽ファンは多いのです。
使用済みでも大丈夫?オープンリールテープの使われ方。
もちろん、テープなので録音用で使われます。ただし、現状では国内で生産しているメーカーは一社もありません。
過去には「SONY」「TEAC」「maxell」「TDK」「NEC」「住友スリーエム(Scotch)」などのメーカーが生産しており不動の人気がありましたが、現在では海外のメーカーでしか生産しておりません(しかも、基本的にインターネットなどでしか手に入らない…)
そのため、オープンリールテープの未開封品(未使用品)に関してはとても人気があります。インターネットに出品して即完売なんてこともあります。
しかも、驚くべきことに使用済みのテープも需要があります。
中にはカビ付きのテープや空リールなどもありますが国産テープには需要があるので、画像のように点数が集まれば出品可能です。
オープンリールテープの種類。
オープンリールテープにはサイズで分けて4種類あります。
サイズは下記の通りです。
3号(直径約9cm)
5号(直径約12.5cm)
7号(直径約17.8cm)
10号(直径約26.5cm)
一般流通が多かった7号と10号ですがサイズ感的にはこんな感じです。
ちなみに、買取相場でいうとテープのサイズは大きい方が金額が付きやすく、プラスチック製のリールテープよりメタル(金属)製のリールテープの方が買取相場は高いです。
もし、お家に眠っているテープがあれば高額買取の対象になるかもしれません。
使用済みでも売れるテープ。
その昔、録音メディアの代表だったオープンリール。
会社でのカラオケ大会や、お子様の演奏会やコンクールの録音。さらに、毎週欠かさずに聴いていたラジオの録音など様々な場面でオープンリールは活躍しておりました。
オープンリールをお持ちの方の中には「一生の思い出だから手放せない」という方もいらっしゃるかもしれません。
ただし、もし「今後聴く予定がない」「テープだけあるけど再生するデッキが壊れている」など今後使用する予定がないのであれば、オープンリールの価値が見直され市場価格が上がった今のタイミングで売ってしまうのも良い選択肢かもしれません。
また、今ではオープンリールテープをデジタルデータ化してCDに焼き直すサービスもあります。テープは劣化しますがデータは劣化しないので、現在ではそういった方法も選ばれております。
今回はオープンリールデッキで使用する「オープンリールテープ」に関してご紹介させていただきました。もし少しでも「どれぐらいの値段になるか知りたい」ということであれば、オーディオ・楽器・カメラ専門買取店「ニーゴ・リユース」までお気軽にご相談ください。
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