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【2026年度版】読めば失敗しない!中古カメラを買うときの注意点と選び方
中古カメラを購入するとき、「ちゃんと使えるの?」「レンズにカビがあっても問題ない?」「すぐ壊れて結局高くつかない?」と不安に感じていませんか?
この記事では、中古カメラの買取スタッフである筆者が、中古カメラの選び方や購入時の注意点をわかりやすく解説します。実際に現場で見てきたトラブル事例や、自分自身の失敗談も交えながら紹介するので、これから購入する方は必見です。
中古カメラは新品よりも安く手に入る大きなメリットがありますが、選び方を間違えると「思っていた状態と違う」「すぐに故障した」と後悔するケースも少なくありません。
そこで本記事では、初心者でも失敗しない中古カメラのチェックポイントを具体的にまとめました。中古カメラの購入を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください!
目次
中古カメラ購入でありがちな失敗談と対策

中古カメラは見た目だけでは判断できないことも多く、思わぬトラブルを避けるためには事前の確認が重要です。ここでは、よくある失敗例とその対策について見ていきましょう。
失敗談① シャッター回数を確認せずに購入…寿命寸前だった
ケース Nikon D750 を中古で購入。見た目は非常にきれいだったものの、数週間後にエラーが発生。調べてみると、シャッター回数がすでに15万回を超えており、寿命寸前の状態だったことが判明・・!
原因 シャッター回数を確認しなかった
中古カメラには「シャッター耐久回数(寿命)」があり、一定回数を超えるとシャッターの故障リスクが一気に高まります。
しかしこのケースでは、
・見た目のキレイさだけで判断してしまった
・購入前にシャッター回数を確認しなかった
といった点が失敗の原因でした。
対策 購入前にシャッター回数を必ずチェック
中古カメラで失敗しないためには、シャッター回数の確認が必須です。
具体的には以下を意識しましょう。
・店舗で購入する場合は「シャッター回数はどれくらいですか?」と必ず質問する
・10万回以上の個体は注意(価格と状態のバランスを見て判断)
・高回数の場合は、将来的なシャッター交換費用も考慮する
失敗談②「美品」なのにAFが動かない…返品不可だった
ケース Canon EOS 7D を某フリマアプリで購入。出品ページには「美品・動作確認済み」と記載されていたものの、実際に届いたカメラを試すとAF(オートフォーカス)が正常に動作しない不具合が発覚…!出品者に問い合わせたところ、「ジャンク品ではないため返品不可」と言われ、やむなく修理に出すことに…。
原因「美品=動作良好」と思い込んでしまった。
このケースの大きな落とし穴は、「美品」という表記の誤解です。
「美品」はあくまで外観の状態を指すことが多い
フリマ・オークションでは動作保証がないケースが多い
出品者によって検品レベルにバラつきがある
つまり、「見た目がきれい=正常動作」とは限らない点に注意が必要です。
対策 保証の有無と動作確認の明確化が重要
中古カメラを安全に購入するためには、購入場所の選び方が非常に重要です。
具体的には以下を意識しましょう。
・フリマやオークションを利用する場合は事前確認を徹底
・「AFは正常に動作しますか?」と具体的に質問する
・やり取りのスクリーンショットを保存しておく
・「返品可」「動作保証あり」の出品を優先して選ぶ
失敗談③ 安さにつられて海外モデルを買ったら日本語表示なし…
ケース Sony α7R III が某通販サイトで相場より約1万円安く販売されていたため即購入。しかし、届いたカメラはメニュー表示が英語のみで、日本語に切り替え不可という仕様だった…!
さらに、メーカー保証も対象外であることが判明し、結果的に大きなリスクを抱えることに。
原因 海外モデル(並行輸入品)を理解していなかった
このケースのポイントは、海外向けモデル(いわゆる並行輸入品)を知らずに購入してしまったことです。
海外向けモデルは
・日本国内向けモデルと仕様が異なる(言語制限など)
・メーカー保証が受けられない場合がある
・サポートや修理対応に制限がある
また、「安い=お得」と判断してしまい、型番や販売形態を確認しなかったことも原因です。
対策 型番と販売区分を必ずチェック
中古カメラ購入で失敗しないためには、国内正規品かどうかの確認が重要です。
具体的には以下を意識しましょう。
・商品説明に「並行輸入品」と記載がないかチェック
・メーカー保証の有無を必ず確認する
・できるだけ日本国内の正規販売店・保証付き店舗で購入する
中古カメラは本当に大丈夫?購入時に押さえておきたいチェックポイント

「中古カメラって本当に大丈夫なの?」と不安に感じる方も多いですが、ポイントさえ押さえれば新品と同じように十分使えるのが実情です。
実際、デジタル一眼レフやミラーレスカメラは性能の進化が緩やかになっており、3〜5年前のモデルでも現役で活躍できる性能を持っています。
そのため、新品にこだわらなければ高性能なカメラを安く手に入れられるのが中古市場の大きな魅力です。
中古市場を見てみると、「こんなに安くなっているの?」と驚く掘り出し物も多く、コスパ重視の方にとっては非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。
ただし、中古カメラは選び方を間違えると失敗につながるため、購入前のチェックが非常に重要です。ここでは、現場経験をもとにした“見落としがちなチェックポイント”を3つ紹介します。
①「アタリ」チェック:外装のダメージに注意
中古カメラ選びでまず確認したいのが「アタリ」です。
一般的には「当たり=良い意味」で使われる言葉ですが、中古カメラ業界では逆に“ダメージあり”を意味する専門用語として使われます。
「アタリ」とは、以下のような状態を指します。
・カメラボディに不自然なへこみがある
・レンズの鏡胴に打痕(ぶつけた跡)がある
・樹脂パーツやゴム部分がえぐれている
これらは、落下や強い衝撃を受けた可能性が高いサインです。外装のダメージだけでなく、内部パーツにも影響が出ている可能性があるため、見た目以上に注意が必要です。

カメラやレンズは精密機械のため、落下や強い衝撃に非常に弱いという特徴があります。
外装のキズだけでなく、内部パーツにダメージが及んでいる可能性もあり、最悪の場合は故障につながります。特にレンズ側から落下した場合は高確率で影響が出るといわれており、見た目以上にリスクが高いポイントです。

中古カメラショップやネット通販の備考欄で、
「アタリ有り」「ヘコミ有り」と記載されている場合は注意しましょう。
せっかく購入したカメラも、慣れてきた頃に故障して修理…となると、コスト面でも精神的にも負担が大きくなります。
例えば、キヤノン のEOSシリーズ(EOS Kiss・EOS xxxxD・EOS Mなど)では、修理費用が一律24,200円(税込)かかるケースもあり、結果的に「安く買った意味がなかった」という事態にもなりかねません。
そのため、
「少しのへこみだから大丈夫そう」「安いからとりあえず買う」といった判断はやや危険です。
もちろん、すべてのアタリ品が故障するわけではありませんが、高額な精密機器である以上リスクは避けるのが無難です。高い買い物であまり博打をしたくない私はいつもアタリ商品は避けてしまいます…。美品とアタリ商品の価格差が1万円以内であれば、美品を選ぶ方が無難な選択かと思います。(完全に私感ですが…)
②まだ使える?カビありレンズは意外と大丈夫なケースも
一般的に「カビ」と聞くと敬遠されがちです。食べ物であればチーズなどの嗜好品を抜かして完全アウトな「カビ」ですが、実はレンズの場合、多少のカビやチリであれば撮影に大きな影響が出ないケースもあります。
試しに1つ例をご紹介します。今回、使うカビ有りレンズはこちら。

これはかなりカビてますね(笑)
この状態だけを見るとまともに撮れる気が全くしません。ただ、ここまでカビていても意外と普通に写ったりします。
実際カビ有りレンズで撮影した画像がこちら。

アンテナにクモの巣が張ってるので少し紛らわしいですが、意外と大丈夫です!
見た目がかなりカビているレンズでも、実際に撮影してみると「意外と普通に写る」ということも珍しくありません。そのため中古市場では、「カビあり・チリあり」と記載されたレンズでも一定の需要があり、安価で購入できる“狙い目”になることもあります。
そういったレンズであっても「安く買えて満足している」「写りに問題なかった」といったユーザーの声も多く見られます。
カビありレンズはコスパが良い反面、注意点も多いです。特に重要なのが「カビの位置」です。
後玉(リアレンズ)に大きなカビがある場合→ 光の通り道に影響し、画質劣化が起きやすい
また、それ以外にも以下のリスクがあります。
・他のレンズやカメラ本体にカビが移る可能性がある
・保管環境によってはカビが悪化する
・売却時に査定額が下がる
つまり、「使える場合もあるが完全に自己責任の領域」という点は理解しておく必要があります。
カビレンズ購入前は以下の点をチェックしましょう。
・カビの範囲が広すぎないかチェック
・他機材への影響を考え、保管方法を検討する
・将来的な売却価格も考慮する
③外装がキレイでも安心できない?シャッター回数を必ず確認
中古カメラを選ぶうえで見落としがちなのが、シャッター回数(=カメラの使用回数)です。
デジタル一眼レフやミラーレスカメラには、いわば“寿命の目安”となるシャッター耐久回数があり、無限に使えるわけではありません。
シャッター回数の目安
エントリーモデル:約10万回
ハイアマチュアモデル:約20万回
プロ向けモデル:約30万回以上

もちろん、この回数を超えたからといってすぐに壊れるわけではありません。
しかし、内部のシャッターユニットは消耗品のため、回数が増えるほど故障リスクは確実に高まります。
たとえ外観が新品同様でも、
・シャッター回数が極端に多い
・内部パーツが限界に近い
といったケースでは、購入後すぐに故障する可能性もあります。
イメージとしては、車の「走行距離」に近い感覚です。見た目がキレイでも、走行距離が多ければ消耗しているのと同じですね。対策としては、できるだけシャッター回数が少ない個体を選びましょう。
また、中古カメラを長く使いたいなら、以下を意識しましょう。
・商品説明やExif情報で回数を確認する
・店舗購入の場合はスタッフに直接確認する
まとめ

中古市場には、使用頻度が少ない“当たり個体”も多く存在します。
しっかりチェックすることで、長く安心して使える1台に出会える可能性が高まります。
まとめ:賢く出費を抑えるなら中古カメラという選択肢
本当に欲しいカメラやこだわりのモデルがある場合は、やはり新品購入が安心です。
しかし実際には、レンズやアクセサリーを揃えていくと想像以上に費用がかかるのがカメラ趣味の現実です。
「予算10万円以内で揃えたい」
「気になるメーカーのカメラを試してみたい」
そんなときは、中古カメラを賢く選ぶことでコストを大きく抑えることが可能です。
中古というと不安を感じる方も多いですが、今回紹介したようなポイントを押さえれば、失敗リスクを大幅に減らすことができます。上記で紹介した内容を意識するだけで、中古カメラの選び方は一気にレベルアップします。
中古市場には、まだまだ現役で使える高性能なカメラが数多く眠っており、価格以上の価値がある“掘り出し物”に出会えるチャンスも豊富です。
購入前のチェックも含めて楽しみながら、ぜひ自分にぴったりの一台を見つけてみてください。しみのひとつ。ぜひ今回の内容を参考にしながら、自分にぴったりの一台を見つけてみてください!
YouTubeでも音楽とカメラの歴史を紹介していますので是非ご覧ください!




