- カメラ
中古デジカメの魅力。古くても気になっているカメラに挑戦してみませんか?
近年、スマホで簡単に綺麗な写真が撮れるようになりましたが、あえてフィルムカメラやチェキ用のカメラ(インスタントカメラ)を使う人も増えてきています。「スマホでも写真は撮れるけど、あえてカメラを使って写真を撮ってみたい!」「でも、買いやすい中古カメラや操作が簡単なカメラを気軽に使いたい。」という方に向けて、中古カメラの買い取りをしているスタッフが中古のデジタルカメラ二機を実際に使ってみた感想を書いていきます。
買取業務で取り扱う中古カメラが気になり始め…
入社して早8ヶ月。25reuseはカメラ・楽器・オーディオの買取店なので、毎日多くの商材がやってきます。
もともと私は管楽器や音楽が好きで、それら目当てに仕事している節もあったのですが…
カメラが気になる!!
写真といえば携帯やスマホでサっと撮影をすることが多かった私にとって、「手間暇をかけて撮影を楽しむ」「カメラそのものを愛でる」文化は入社当初から気になっていたんです。
査定先で「このフィルムカメラはシャッターを切るときの音が良くて…」「このデジカメをポケットに入れて散歩すると本当に楽しくて…」という話を聞いているうちに自分自身もカメラを使ってみたくてしょうがなくなっていました。
購入した中古カメラ2機種の使い心地を紹介します
そんなことを考えている中で本当に購入してまった中古カメラが、
「RICOHのPENTAX Q10」と「CanonのPowerShot S95」 。
操作の難しそうなフィルムカメラと比べると、デジタルカメラであれば記憶を頼りに簡単に操作できそう…と思ったこと、中古品なので安価、かつ見た目が良かったことからそれぞれ購入を決めました。
今回はこの二機を実際に使ってみた、カメラ初心者の感想を書いていきます。
焦点距離やF値、マニュアルの細かい設定なんかはまだまだ勉強中の身なので、かるくご拝見ください。
RICOH・PENTAX Q10 (中古購入価格:7,000円、画素数:約1240万画素)
発売:2012年10月26日(現在は生産終了製品)
ちょうど10年前に発売されたミラーレス一眼です。一眼系のカメラといえば大の男の人でも両手に抱えて持っているイメージだった私にとって、幅10㎝・高さ6㎝くらいのQ10は衝撃のサイズでした。
一眼レフと比較して軽量化・小型化されているのがミラーレス一眼の魅力の一つですが、多くのミラーレス一眼の中でも手乗り感が強くて可愛いです。
写りはこんな感じ。
PENTAXのレンズは色が濃くて鮮やか、緑が特徴的と覚えていたのですが、実際に使ってみると結構自然な感じもします。緑は評判通り綺麗な写りです。
写り方の色合いや○○風に撮れる!というカスタム機能も結構簡単に切り替えられて、ダイヤルに登録できるのも楽しいです。トイカメラ風や水彩風の撮影も出来ちゃいます!
初めての自分の一眼カメラ。説明書がネット上にあるので中古品のカメラのみの品物でもワクワクしながら機能を試しています。
ただ、少し不便だなと思うところも。
Q10の悪いところとしてバッテリーの持ちの悪さやボタンの押しづらさに言及されていますが、私個人ではそういった点に加えてカード類の差し込み位置が気になりました。
このQ10、SDカードとバッテリーを挿入するところが本体のサイドそれぞれについていいます。
カメラにあわせたカメラケースを装着してみたかったのですが、サイドが隠れるとカードの抜き出しの際にいちいちケースを外さないといけなくなっちゃうのです。私の場合使い続けて2時間かからないくらいで充電の限界がきていたため、ケースは諦めました。
幸い元々の造形も好みだったのでケースは付けずに使用していますが、ケースも装着して使ってみたかったなあ。
Canon・PowerShot S95(中古購入価格:1,200円、画素数:約1000万画素)
発売:2010年8月26日(現在は生産終了製品)
レンズの取り外しができない、コンパクトデジタルカメラ。シンプルなデザインとポケットに突っ込んで散歩のときに使えるのがいいなと思い、購入しました。
写りはこんなかんじ。
Cannonのレンズの色味は鮮やかなことで有名ですが、実際に使ってみて「本当に明暗がくっきりしてるな」と感じました。個人的には彩度が低い色合いが好きなので、設定でちょっと彩度を落として使うようにしています。
そしてやっぱり操作しやすい!Q10同様、説明書をネットで確認できますが、MENUボタンからの操作で説明がしっかり表示されるので手探りで機能を試してみるのも楽しいです。
実際に使ってみて悪いところを挙げるとすると、最近のスマホの方が綺麗に撮れちゃうところでしょうか。
ただし、今使っているiPhone11の1200万画素に対してPowerShot S95の画素数が1000~1040万画素なので、素人から見るとあんまり変わりはないです。写真データを拡大して、細かい文字を見ようとすると粗いかな?といったところです。
少し昔の中古デジタルカメラなりの良さを発見できました!
今回は私自身が使っている約10年前発売の中古デジタルカメラを二機、紹介しました。
写真の綺麗さ、というところではスマホに追いつかれつつある時代のカメラたちですが、それぞれの良さがあって使っているととても楽しいです。
なにより「スマホを置いてゆっくり散歩したい」「風景や撮影を楽しみたい」という気持ちが強かったため、この二機で気軽にカメラや撮影を楽しんでいます。
もっと機能を活用できるように勉強したり、フィルムカメラにも挑戦したりして、カメラにどんどん詳しくなりたいです!
写真自体は誰でも気軽に撮れる時代ですが、この記事を読んでくださった方でもスマホを置いてゆっくり日常を楽しみたい方は、あえて少し昔の中古デジタルカメラを使ってみるのもオススメではないでしょうか。