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故障したアンプを買取り、分解・清掃してみた。壊れたアンプは修理して使えるようになる?

皆様のご自宅には、使わなくなったオーディオが眠ってはいませんでしょうか?

また、買い替えして手放すつもりだったけど、きっかけを逃してそのまましまい込んだまま、なんていう方もいらっしゃるのではないでしょうか?今回は、実際に壊れているアンプを手にした査定士が実際に音を出して自分の部屋で楽しめるまでの話をします。

どの程度壊れたアンプを購入したのか

ONKYO A-911M 1994年 新品価格 52,000円

こちらは、弊社で買い取りをさせていただいたONKYO INTEC 275シリーズのアンプ部となります。
発売当時学生だった私がとても憧れたアンプです。従来のコンポーネントシステムの横幅400mmよりコンパクトかつ、洗練されたデザインと複数ある入出力系統は当時とても魅力的に感じられました。そんな憧れのONKYO A-911Mですが、買取り時には下記のような状態でした。

・音は出せるがインプットセレクターが暴れる
・おおよそ30年前の製品
・付属品なし(リモコンがあったら最高でした)

弊社では使わない言葉ですが、一般的には「ジャンク品」と認定されてしまうレベルです。
なかなか手強い状態ですが、果たして問題なく音が出るようになるのでしょうか。

詳しくインプットセレクターの状況を確認しましたが、一つ目盛りを動かすと、10回くらい左右併せて3か所くらいぶれます。
もちろん音も出たり切れたり、安定しません。
とはいえ、一度止まればちゃんと音は出てくれるので、アンプ部は大丈夫そう。
というわけで、ここから分解と清掃をいたします。

ーーーWarningーーー

なお、本記事でご紹介していることは、あくまで私の趣味の話でございます。
実際に流通させているお品物にここまで手を施すことはございません。
また、100V以上の電圧が流れる部分を触ってしまう可能性もありますので、
分解・清掃に関しては読者様の自己責任でお願いいたします。

ーーーWarningーーー

壊れたアンプを分解・清掃開始

まずは外装チェック。

CD以外の端子が使われていなかったようで、くすんでいます。

上に別の機種を載せていたのか、足跡があります。

ボリュームノブなど、よく触る部分はちょっとよごれとホコリが目立ちます。

続いて内部

いいトランス(らしい)。オーディオ機器が重いのは、このトランスの数で決まります。

基板上のパーツも問題なさそう。

つかみづらいところにナットがありますが、フロントパネルを先に剥がすと、楽でした。

天板・フロントパネル・ノブなどを取り払ってこれからエアブローです。

細かなホコリやゴミを飛ばします。猫の毛っぽいものも舞ってました。

続いてちょっとしたメンテナンス

今回の悪の根源はインプットセレクターのロータリースイッチです。

この内部の接点の接触不良が原因で、暴れてしまうのです。

聞いている途中に勝手に切り替わるので、まともに聞けません。

今回は、細かいことを省きますが、内部の接点を洗浄し無事に入力切替が効くようになりました。

あとは気になるところをメンテナンスしながら、組み上げとなります。

上段のインプット端子だけ磨きました。
ピカール→無水エタノール→接点復活剤

いきなりボリュームや端子、基板にかけちゃダメです。
べたべたになって取り換えしつかなくなりますので、ほんの少しの使用ですみます。

バナナプラグで接続するので端子内部を清掃。接点復活材を塗布。

常に触るノブなのできれいにしました。

ついでにですが、音出しの為にケーブルを作ってみます。

ニチフの2Y-8 スピーカー側です。

ケーブルはカナレの4S6。PA界隈では定番品の一つ。アンプ側はナカミチ(本当かなぁ)のバナナプラグ。収縮チューブで仕上げましたので、ちょっとそれっぽいでしょうか。

さてさて、ここまで音出し直前まで来ました。

今回の目的はリビングのオーディオシステムの中枢を担うことでしたので

1、レコードプレーヤからPhono入力へ
2、BluetoothプリアンプからLine入力へ
3、TVからのアナログアウトからTuner入力へ

それぞれ接続し、リビング用のスピーカー JBL 4305Hへ接続。
緊張の音出しですが・・・

無事に3系統の切替が問題なく動き、音出し成功です!

予想通り、アンプ部は問題なかったです。メインボリュームのガリもあまり気にならないレベル。
音質は、可もなく不可もなくというと言いやすいですが素直で聞きやすい音質と思います。

EQは全く通さず、FLATで出していますが、リビングで気を遣わず聞く分には申し分なしです。
あとは、アンプの売値よりも高いリモコンをゲットすれば目標達成です。
(売値で3000円くらいします…)

見壊れたアンプでも必ずニーズはある

今回のような状態のお品物を査定することは多々あります。

実際市場に出れば、ジャンクと呼ばれてしまうことが多いこういったお品物でも、

1000円で購入
分解清掃できた
音だしできた 

という喜びを求める人がいるのも事実です。
世界中にそういった趣味を持った方がいらっしゃいますので私たちは買取させていただいたあと、無駄にすることはございません。だから私たちはジャンク・ガラクタという言葉を進んでは使いません。

ぜひご自宅に眠っているオーディオ機器壊れていて使い道がない機器なんでも一度ご相談ください。
オーディオ好きの査定士が1点からでもお伺いいたします。

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