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数々のプレーヤーが憧れた超絶技巧を誇る伝説のギタリストとそのシグネチャーモデル3選~Fender,Ibanez,Washburn~

ギターを好きになるきっかけは人それぞれではありますし、そのジャンルやスタイルも様々ですが、
やはり「超絶技巧のテクニック」といった点は、ギタリストであれば誰でも一度は憧れるのではないかと思います。
速弾き、スウィープ、ライトハンド、レガート・・・等々
ステージ上で繰り出されるテクニカルなギターソロを見て、圧倒されたことは数え切れない程ありました。そんなテクニカル系のギタリストを、その愛機も含めて、ロック系のジャンルから個人的に3選したものをご紹介します。

独自の世界を貫き続ける、7弦ギターの魔術師 スティーブ・ヴァイ

スティーヴ・ヴァイはジョー・サトリアーニ、フランク・ザッパといった大物ギタリストを師に持ち、イングヴェイ・マルムスティーン、エイドリアン・ヴァンデンバーグといったギタリストの後釜としてALCATRAZZ、WHITE SNAKEといったバンドを経てソロデビュー、その後自身のバンドでもある「Vai」を結成。当時としては珍しい7弦ギターを駆使し、高度で多彩なテクニックと音楽性、音楽へのチャレンジ精神を併せ持った孤高のソロアーティストとして、世界的に支持されています。

数々の個性が詰め込まれたスティーブ・ヴァイの象徴、Ibanez JEM7V

1993年以降、スティーブ・ヴァイの愛機として最前線で活躍し続けてきたJEM。
永年にわたりヴァイを支えてきたギターこそ、Ibanez JEM7Vになると思います。

一目見るだけで、ヴァイのモデルであるという特徴に溢れていることがわかる1本。

ローズウッド指板に施されたツリーオブライフ・インレイは、アバロン貝を用いており、これぞシグネチャーモデルと言える、他とは一味違う豪華な印象です。

左のカッタウェイに開いているモンキーグリップ、アーミングを考慮して設けられたライオンクロウ加工等の特徴的なルックスに加え、ヴァイのこだわりを実現した楽器としての完成度の高さにより、シグネチャーモデルの域を超えて、多くのユーザーから愛されています。

ヴァイサウンドには欠かせないDiMarzio製”Evolution”ピックアップをHSHで搭載。

26年の長きに渡りリリースされてきた中で、後期型ではネックの素材がアップデートされていたり、中にはサスティナーが搭載されたモデルなどもリリースされていた、歴史の深いモデルでした。
現在ではHSH配列のピックアップは様々なギターに搭載されますが、実はヴァイが考案したピックアップ構成だという説もあるとかないとか・・・

実際に試奏してみると、まず感じたのはやはりプレイヤビリティの高さ。
特徴の薄型ネックは非常にスムーズでありながら、ハイポジションにもアクセスしやすく、
テクニカルなプレイに容易に対応でき、この点はまさにibanezのお家芸といえます。
Evolutionピックアップは中域に優れたピックアップでもあり、ボディ材のアルダーとの組み合わせで、
レスポールさながらのファットなサウンドを出すことができるのも魅力ですね。
ハードなディストーションサウンドから美しく透き通るクリーンサウンドまで幅広いサウンドバリエーションを誇り、ヴァイサウンドを再現するのには欠かせません!

本機は1993年にリリースされ、2019年まで生産されておりました。
現在は新たなシグネチャーモデルであるPIAシリーズにバトンタッチ。
世界的に見ても一流のギタリストであるスティーブ・ヴァイが、JEMからPIAと、一貫してibanezのギターを使用しているという点は、日本人としては非常に誇らしいと感じてしまいます!

高度な演奏技術と独自の作曲で、時代を変えたギタリスト イングヴェイ・マルムスティーン

イングヴェイ・マルムスティーンは1984年にデビューしたスウェーデン出身のスーパーギタリストで、
へヴィ・メタル、ロックにクラシックの要素を盛り込み、
驚異的な速弾きとテクニックで、ロック・ギターの奏法に大きな革命をもたらしました。
STEELER、ALCATRAZZを経て、代表作でもある「Rising Force」でソロデビュー。
様式美メタルを導入し発展させたそのサウンドは、世界中で大きな評価と人気を得、
「王者」という通称に相応しい伝説的なギタリストです。
筆者自身も、「Far Beyond The Sun」を最初に聴いたときの衝撃は今でも忘れられません・・・

独自の音楽性を象徴するような、王道と変革の融合 FENDER USA Yngwie Malmsteen Signature Stratocaster

88年にリリースされた、最初のYngwie Malmsteen Signature Stratocaster は、
フェンダー初の公式シグネチャーとなったモデルのひとつでした。
細かな仕様変更、マイナーチェンジを繰り返し、現在も発売されているロングセラーモデルです。

彼のシグネチャーモデルはカスタムショップ、USAのレギュラーライン、ジャパンからリリースされていました。
材質やピックアップの違いはあるものの、スキャロップ指板、ブラスナット、ジャンボフレット、
ラージヘッド、ヴィンテージホワイトのカラーといった部分は共通になります。
近年のモデルではSeymour Duncan製のYJM Furyが搭載されていますが、
それまではDiMarzio製のHS-3ピックアップが搭載されていました。

大きな特徴としては、指板全体に施されたスキャロップ加工になります。
大きめのジャンボフレットという特徴的な仕様により、押弦時に指先がまったく指板に触れません。
そのため、弦に触れただけで音が出る軽いタッチとなっており、速弾き等のテクニカルなプレイとの相性は抜群です。

ピックアップはディマジオ製のHS-3を搭載しており、
繊細なトーンが特徴で、微妙なタッチ、ニュアンスが再現されるピックアップになります。
そのため使いこなすにはややテクニックが要求されますが、イングヴェイのようなテクニカルなプレイに非常にマッチします。
シングルでもあるのでパワー感は強くありませんが、深く歪ませたりエフェクトを多用して使うような仕様となっているストラトキャスターです。

そのため、所謂フェンダーのヴィンテージ系ストラトとはキャラが一風異なりますが、
テクニカルなプレイに対応できる懐の深いモデルであり、正にシグネチャーモデルと呼べる1本です。
プロ、アマを問わず、現在でも人気の高いモデルですね。

ファンクを源流に持つ、卓越したリズム感と安定感を併せ持つ「ミュージシャンズミュージシャン」 ヌーノ・ベッテンコート

Extremeの活動で知られるギターヒーロー、ヌーノ・ベッテンコート。
ファンクの影響を受けているということもあり、Extremeでは16ビートを基調とした曲を多く作曲し、「ファンクメタル」といった新しいカテゴリーを作ったギタリストでもあります。
爽快感やノリの良いリズムを得意としており、バッキングやリフにもそのセンスが表れています。
また、ヴァンヘイレンから強い影響を受けているということで、タッピング(ライトハンド奏法)も多用しています。
彼の個性が色濃く見られるスキッピング+タッピングは、影響を受けたギタリストも多いと思います。
しかし、卓越したテクニックを持ちながら、ギターソロではひけらかす様な速弾きはあまりしません。
美しさすら感じるフレーズを用いたギターソロ、必要な部分にだけ彩るそのテクニック・・・その点がまた彼の魅力でもあり、プロのギタリストも憧れる「ミュージシャンズミュージシャン」とも呼ばれています。

高い演奏性を持つ、ワッシュバーンを代表する名機 Washburn N4

彼のシグネチャーモデルであるN4は
ワッシュバーンのラインナップの中でも特に高い人気を誇るモデルとなっています。
アマチュア時代には、ストラトタイプのボディを自らカットし、自分に合うギターを作っていました。
N4のボディはそれを再現したもので、非常にスリムな形状になっています。

一口にN4といっても、材質や仕様がことなるいくつかの機種が存在しますが、
大きな特徴として、
・ギターの響きが美しくなる、バズフェイトンチューニングシステム、
・ハイフレットでの高い演奏性を誇るStephen’s Extended Cutaway(SEC)
・ピックアップにBill Lawrence L500を搭載
・ステージアクションを考慮に入れた、ボリュームとセレクターのみのコントロールとレイアウト
といった部分は各種共通となっています。

過去に試奏した感想では、まずネックが握りやすいと感じました。
これはヌーノ自身が欧米人としては比較的小柄で、日本人のサイズに近いから、と言われています。
ネックシェイプもフェンダーのストラトキャスターに近いシェイプとなっており、
SECを採用しているおかげか、ハイフレット側に難なくアクセスでき、弾きやすいです。

また、力強いファットなサウンドを出せるL-500ピックアップですが、
バズフェイトンチューニングシステムを採用していることもあり、
歪ませてコードで弾いても滲むことはなく、きちんと音が分離する気持ち良さがあります。
Extremeでよく使われる、歪ませたカッティングプレイには正にピッタリです。

1ボリュームのみのコントロール系はシンプルで扱いやすいですね。
トーン回路がない分ダイレクトなサウンドを出せるので、タッチやニュアンス付けなど、
プレイヤーの実力を反映できる、シグネチャーモデルらしい1本です。

シグネチャーモデルとは、ギタリストの個性を表現する、まさに象徴的存在

以上、洋楽のロック系を代表するテクニカル系ギタリストとそのシグネチャーモデルを3選という形でまとめてみました。
本当はもっと紹介したいギタリストやギターはたくさんあるのですが、
長くなりすぎてしまうので、今回は筆者が個人的に好きな3人に絞って紹介させていただきました。

どのギタリストもギターという楽器の魅力にとりつかれ、こだわりを持つ人たちばかり。
ギタープレイは勿論、使用しているギターからもあふれ出る個性が垣間見えます。同じギターという楽器を手にしているとは思えないほどに、それぞれが際立った個性・魅力を持っているので、そこに我々聴き手が惹かれるのも無理はありません。
ギターという楽器には、人を魅了する音、演奏に対する奥深さといったものがあるというのを改めて感じました。

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