カメラ

フィルム一眼レフカメラ Nikon(ニコン) FMをレビューしてみた！

2023年12月04日

今回は、ニーゴ・リユース札幌店(北海道札幌市東区)で買取りしたニコンのフィルム一眼レフカメラをカンノがレビューをします。ニコンの歴史からNikon FMのデザイン、機能まで、本記事を読めば丸っと理解できる内容になっておりますので、ニコンに興味がある方、Nikon FMの購入を検討されている方は是非ご一読ください！

ニコンの歴史

まず、ニコンの歴史について簡単にご紹介いたします。
ニコンは1917年に誕生し、高度な光学機器の国産化を目指して設立されました。創業当時は、顕微鏡や測距儀の開発と製造に取り組んでおり、のちに光学ガラスの量産体制を確立しました。

1931年には赤道儀式屈折望遠鏡の国産第一号を国立科学博物館へ納品し、1932年には写真用レンズの名称をNIKKORと商標登録しました。
1946年に現在のメーカー名であるNikonが国産小型カメラの名称として採用され、1959年にはニコン初のレンズ交換式一眼レフカメラ「Nikon F」が発売されました。
その後、プロカメラマン向けの高性能・高信頼性を追求し、過酷な環境下にも耐える特別なモデルも存在しました。

同時に一般ユーザー向けのカメラも開発し、一般的には「大衆機」と呼ばれるようになりました。
このカメラは低価格ではあるもののニコンならではの緻密な設計と真面目な作り込みでカメラファンの間で人気を博しました。
そんな初代Nikon FとNIKOMAT(ニコマート)の中間モデルとして販売されたのが、今回ご紹介する「Nikon FM」です。

フィルム一眼レフカメラ FM ブラックについて

①デザイン

Nikon FMは初代Fからデザインを一新したモデルです。

形状は初代Fの角ばったデザインから、安定を保ったスタイリッシュなものに進化しており、高品質な素材と頑丈なボディが採用されています。

このクラシカルなデザインは、今でも色あせないこともあり私個人的には初代Nikon Fのデザインよりも丸みを帯びたこちらのFMが好みです。
また、ニコンの現行ミラーレスカメラ「Zfc」のデザインに通じるところもあります。

またNiokon FMは比較的コンパクトサイズのため、携帯しやすく、旅行やアウトドア等幅広いシーンでの使用に適しています。

また5段階標準の露出計を内蔵していますが、完全な機械式のカメラなので急な電池切れでも問題なく動くところも人気の理由の一つです。

この信頼性の高さが長寿命のカメラとしての評判に繋がっており、さまざまな状況で頼りにされている機種です。

②機能について

機能としてはシンプルな操作性が特徴です。写真愛好家やプロのフォトグラファーにとって、露出設定やシャッタースピード、絞りなどを簡単に手動で調整できることは非常に魅力的で、その直感的な操作により、写真のクリエイティブな制御が可能です。
さらには、ニコンのFマウントを採用し、多くのニコンレンズと互換性があり、多彩なレンズを選択できるのは魅力的でさまざまな撮影スタイルに合わせることができます。

〈ちなみに、Nikon F マウントとは？〉

ニコンカメラのレンズ接続方式を指す標準的な規格です。
1959年に導入され、現在まで多くのニコン一眼レフカメラで使用されています。
Fマウントは、レンズをカメラボディに取り付けるための標準的なメカニカルなインターフェースです。

多くの異なる種類の交換レンズと互換性があり、ニコンカメラユーザーに多様なレンズ選択できる良さがあります。
焦点距離に特化したレンズや鮮明さに注力した特性を持つレンズなどを取り付けて、異なる撮影スタイルやシーンに適したレンズを楽しむことができます。
このマウントは、ニコンカメラの歴史と共に進化し、新しいテクノロジーや機能に適合するように改良されてきました。
Fマウントは、ニコンカメラユーザーに広範な選択肢と高い柔軟性を提供し、多くのプロのフォトグラファーや愛好家に支持されています。

③カラーバリエーション

『昭和レトロ』ブームの今、ぜひお手元に一台置いておきたいデザインではないでしょうか。
個人的なイメージですが、男性が持つならブラック、女性が持つなら、ちょっとかわいいストラップを付けてシルバーなんていかがでしょうか。
余談ですが、私はこの仕事をしてから兄弟機の「FE ブラック」を購入しました。

まとめ

フィルム一眼レフは写真撮影の伝統的な魅力とアナログな美しさを楽しむための優れた選択肢であり、手動操作による写真技術の向上にも役立つ実用性も兼ねたカメラです。
また、Nikon FMは中古カメラ店で1万円からメンテナンス済みのものでも3万円いかないくらいで購入できます。
フィルムの値段が高騰している今日ですが、デジタルカメラでは体験出来ない現像するまでのワクワクやドキドキは何事にも変えられない価値があります。
ぜひこの機会にフィルム写真の魅力を発見してみてはいかがでしょうか。