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カメラ初心者必見!!超広角レンズ比較レビュー!デジタル一眼レフ VS iPhone13

海や空、または山。そびえ立つビル群や高台からの夜景など「この景色は写真に残しておきたい」と思い立ってカメラを取り出す人も多いと思います。
でも、実際に撮ってみて「あれ?観ている景色と同じように写らない…」「後ろに下がっても写真に収まらない…」なんて経験はないでしょうか?

実は使うレンズの焦点距離(レンズの中心からカメラのセンサーまでの距離)によって画角(写る範囲の広さ)が決まっており、例えば焦点距離50mmの標準レンズだと約45度前後の画角でしか撮影できません。

「でも、広い範囲で撮りたい…」
そんなときにオススメなのが超広角レンズです。

焦点距離20mm以下の画角の広いレンズを超広角レンズと呼び、肉眼では見られない広い画角でダイナミックな写真を撮る事が出来ます。

超広角レンズとは?iPhoneでも撮れる?

超広角レンズの特徴はこんな感じです。

・広い範囲(画角)で撮影可能。
スケール感あふれる描写が表現出来る。通常のレンズより広い範囲(焦点距離10mmだと約120度前後の画角)で撮れる。

・遠近感が強く出る。
近くの物は大きく写り、遠くの物は小さく写る。奥行き感のある写真が撮れる。

・広角レンズ特有のクセ(歪み)が出る。
写真の四隅付近では歪みが発生し、垂直のものが斜めになって写る。

本当に面白いレンズですね(笑)
そして、実はこの超広角の写真。今ではなんとiPhoneでもお手軽に撮れるんです。いやいや、超広角レンズって買うと結構高いですよ?(スマホ買えちゃうぐらいのレンズも当たり前にある…)

もしもこれでiPhoneで良い感じ撮れっちゃったら「もう写真撮るのってスマホで良くない?」の世間の流れに拍車がかかってしまう。

でも個人的にも「iPhoneでどれくらい撮れるのだろう…」というところが気になったので、今回は私が所有しているAppleの「iPhone13」と、CANONの超広角レンズ「EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM」で実際に撮って比較してみることにしました。

少しでも参考になれば幸いです。

iPhone13について

まずはデュアルカメラ(超広角/広角)搭載のiPhone13についてご紹介致します。
まずは簡単なスペック紹介です。

【iPhone13】

デュアル12MPカメラシステム:広角、超広角カメラ
広角:ƒ/1.6絞り値
超広角:ƒ/2.4絞り値と120°視野角
2倍の光学ズームアウト
最大5倍のデジタルズーム
7枚構成のレンズ(広角)
5枚構成のレンズ(超広角)
レンズ補正(超広角)
自動手ぶれ補正
※Apple社 公式HPより引用

https://www.apple.com/jp/iphone-13/specs/

ちなみにレンズが2個ある内の左側が超広角レンズ右側が広角レンズです。

使い方はとっても簡単。iPhone13の場合、カメラ撮影画面の「0.5x」をタップすることで超広角カメラ(0.5倍/13mm相当)に切り替えることができます。

実際やってみると驚くほど一瞬で画角が広くなります。わざわざレンズを変えることもなく、これだけで超広角カメラとして撮影することが出来るのは便利ですね。
ちなみに超広角レンズはiPhone 11以降のシリーズに標準で付いてます。

超広角レンズ「EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM」について

比較対象として使うレンズはCanon「EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM」です。そして一眼レフカメラ本体はCanon「70D」を使用します。

【ボディ 70D】
画素数:2090万画素(総画素)、2020万画素(有効画素)
型式:CMOSセンサー(APS-Cサイズ)
ISO感度:標準ISO100~12800、拡張ISO25600
記録フォーマット:JPEG/RAW
シャッタースピード:1/8000~30秒
露出範囲:EV1~20

【レンズ EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM】
焦点距離(35mm換算):16-35mm
F値:F3.5-4.5
レンズ構成:10群13枚
絞り羽根枚数:6枚
最小絞り:22〜27
フィルター径:77mm

ちなみにAPS-Cサイズ機(70D)での焦点距離10-22mmは、フルサイズ(35mm)で換算すると16-35mmと同等の画角となります。どれだけ頑張っても106度の画角までしか撮れません。

また、少し余談ですが一昔前のプリクラ機にはこの「EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM」のレンズが使われていたらしいです。
ネットで「EF-S10-22mm」の中古品を探してみると、Canon「60D」と一緒にプリクラ機から外されたこのレンズが出品されていたりします(笑)

「一昔前の一眼レフカメラ」と「iPhone13」を比較してみた

超広角を比較するにあたって簡単に仕様の確認をしていきます。

iPhone13(超広角)70D + EF-S10-22mm
画素数1200万画素2020万画素
焦点距離(35mm換算)13mm相当16-35mm
F値F2.4F3.5-4.5
最大画角約120度約106度
レンズ構成5枚10群13枚

ちなみに両機の本体の発売日も8年ほど違いがあります。比較するにあたってこれだけ仕様に差があるので予めご了承ください…

ちなみに、今回の一眼レフカメラはカメラ専門買取店の当社が買取させて頂く機会が比較的多い年代のデジタル一眼レフカメラとレンズです。(もちろんフィルムカメラや古いカメラ等も大量に買取しております!)

今回は、画角の感じ写り方の違いが知りたいので「iPhone13でどれだけ超広角で撮れるのか」というところを主軸に2台を比較していこうと思います。

※撮影の設定は両方ともオートにします。一眼レフカメラは焦点距離10mmに設定して撮影します。

日中撮影

一眼レフカメラ(Canon 70D + EF-S10-22mm)

iPhone13(超広角)

一眼レフの方はナチュラルに写るのに対して、iPhone13は撮影中もリアルタイムで四隅がグワっと歪み、デジタル変換的に超広角になっている印象を受けました。

長時間の動画撮影などの場合、人によっては画面酔いしてしまうかもしれません。

しかし、今回の一眼レフより広範囲な画角で撮れており、オートで撮影したときの色合いも綺麗。特に空の淡い青色に違いが出ておりました。また、超広角レンズ特有の歪みもしっかり出ております。その証拠に画像右のビルがあり得ないほど斜めに…(笑)

夜間撮影

一眼レフカメラ(Canon 70D + EF-S10-22mm)

iPhone13(超広角)

画角はAPS-C機に超広角レンズを付けて撮影するよりiPhone13の方が範囲が広いです。さすが最大画角120度といった感じ。

それに加えて、iPhone13の方がオートで撮影したときに明るく、建物が鮮明にくっきりと写り、ノイズも少ないです。
また全自動で撮影したときの設定値にこれだけ違いがありました。

・Canon 70D + EF-S10-22mm
ISO感度:ISO5000
F値:F3.5
シャッタースピード:1/50

・iPhone13(超広角)※ナイトモード不使用
ISO感度:ISO1250
F値:F2.4
シャッタースピード:1/33

一眼カメラで夜景写真を撮るのは難しくてコツがいるので、オートでここまで適切に設定してくれるのは本当に有り難いです。とっさに夜景を撮りたくなったとしてもiPhone13があれば充分に撮影できます。

また、iPhoneのナイトモードを使えば更に夜景を明るくノイズを低減した状態で撮影することが出来ます。

近距離撮影(室内)

一眼レフカメラ(Canon 70D + EF-S10-22mm)

iPhone13(超広角)

個人的にはとっても幸せな光景です(笑)
超広角レンズは手前側のものがより大きく写り、奥側のものがより小さく写ります。

近距離なので画角はほぼ同じですが、iPhone13の方がパースペクティブ(遠近感)が強く出ているのがわかります。
サントリー角瓶の下部がわかりやすく歪んでおります。
ちなみに、通常のレンズで並べて撮ってみるとこんな感じです。

全然違う形ですね(笑)このパースペクティブを活用すれば被写体に寄って個性的なポートレートを撮ることもできます。これがスマホで出来ちゃうんだから本当に便利です。

個人的な感想

今回「iPhone13」と一眼レフカメラのレンズ「EF-S10-22mm」を比較検証しましたが、私としては「こちらがオススメ」という結論を出すつもりはありません。
使うシーンや撮りたい写真によって最適は変わるからです。

ただし、iPhone13の超広角レンズでも十分に通用することがわかりました。正直デジカメが売れなくなっているのも納得できる性能です。レンズを交換しなくても超広角で撮れるという利点も大きい。

対して一眼レフカメラは「画質が良い」という揺るぎない最大のメリットがあります。
パソコンで画像を拡大してもその差はしっかり出てました(そりゃ画素数もセンサーサイズも違いますもん…)

私個人としては、今後もしっかり風景を撮り撮りたいときは一眼レフカメラ、出先でとっさに撮りたくなったときはiPhone13で撮るという使い分けをしていこうと思います。

ちなみに、今回使用した超広角レンズ付きカメラの重量を測ってみたら1060gでした。対してiPhone13は167g。重量にこれだけの差があるわけですね。
ミラーレスであれば、APS-Cの場合300g前後、フルサイズでも500g前後と軽量ですが、一眼レフカメラは旅行や普段持ち歩くには少し負担になる重量になってしまいます。

もし「やっぱり持ち歩くなら軽い方が良いな…」「最近スマホで充分になってきた」という方がいらっしゃいましたら、買取店に相談するという選択肢もあります。

デジタルカメラを眠らせておいて値段が上がるなんて事はほとんどありません。個人的にも値段が下がる前にお早めにご判断されることを強くオススメいたします。

もし使わなくなったカメラやレンズ、カメラアクセサリーなどお持ちでしたらぜひ一度ニーゴ・リユースにご相談ください。買取後の販売経路が豊富なニーゴ・リユースのカメラ好きの査定士が喜んで査定致します!

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