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吹奏楽部出身者の見た中古楽器の汚れ具合とお手入れ方法

「中古楽器って、使うのに抵抗がある…」

楽器自体の汚れ具合や以前のオーナーがどんなふうに使っていたのか。中古楽器について気になるところが多い人は一定数いると思います。今回は「状態の悪い中古楽器の実情が気になる方」「長く使われている楽器の基本的なお手入れ方法が知りたい」といった方に向けて、中古楽器の買い取りをしている吹奏楽部出身スタッフが自分の持っている中古楽器を洗浄した時の話やお手入れ方法などを書いていきます。

趣味と中古品

 前回、MF一眼レフカメラでの撮影レポートを書いたふじMです。撮影レポートを経て、すっかりカメラの魅力にハマってしまい、綺麗な一眼レフカメラがあると「購入して良いですか…」と申請しまくって上司に苦笑されています。

(以前までは処分していたような期限切れのフィルムも回収しまくっています。)

 今回は以前書いた記事のように、中古楽器について書いていこうと思っています。以前書いた記事、というのがこちら。

吹奏楽部出身の私が、中古楽器を使ってみたというレポートで、中古楽器をおすすめする内容になっていました。

ただ、これを読んでくれた知り合いからの

「でも中古楽器って私からしたら挑戦しにくいよ。綺麗なのは販売価格が高いし、状態が良くないのはどれくらい汚れてるかとか気になるからね。」

というコメントに対し、確かに…!と同意しました。
私の購入した中古ホルン、以前の記事ではさらっと書いていましたが、実は状態が結構悪いんです。
ラッカーは剥がれ、緑青・サビが浮き出ており、購入後洗浄したときには汚れも結構出てきました。
今回は「状態の悪い中古楽器って、どれくらい汚れているのか?」「中古の楽器をどうやって洗浄したのか?」

といったことに着目しながら、中古楽器を洗浄した時の話やお手入れの方法などを書いていこうと思います。

中古ホルン

まずは件の中古ホルンについてです。

YAMAHAのベルカット・フルダブルホルン、YHR-764。1980年代前後に発売されていたモデルで、現在は取り扱われていません。

ラッカーの剥がれ、緑青や錆などが目立ちます。若干のヘコミなどもあり、この状態の悪さから購入価格も17,500円とリーズナブルでした。

中古ホルンを洗浄してみる

 購入直後、ホルンを洗浄した時の記念の写真を引っ張り出してみていきましょう。基本的に洗浄方法はメーカー元のYAMAHAさんが紹介してくださっている公式の洗浄方法です。

(参考:https://www.youtube.com/watch?v=u78eTHp8qEA)

ただ、私のホルンは最初から汚れマックスだったので、
①ぬるま湯で水洗い
②洗浄液を溶かしたぬるま湯でしっかり洗う
③ぬるま湯で洗い流す

という方法を取りました。

実際の汚れ具合を見ていきましょう。

①ぬるま湯で水洗い

もうすでに汚れが浮いてます。汚れを浮かすつもりなだけだったのに。

意外にも抜き差し管の方は汚れが少ない感じがします。一度スワブも通してみましたが特に大きな汚れは出てきませんでした。

②洗浄液を溶かしたぬるま湯でしっかり洗う

細かい汚れが出てきた!!!

ホルン全体をくるくる回して内部にも溶液を通して洗います。
このホルンの査定を担当した査定士から話を聞いた時は「元々のオーナーの方は長年(数年〜十数年)は使ってない」とのことだったので、化け物級の大きさの汚れが出てくると覚悟していましたが、案外そうでもないようです。

緑青部分も優しくしっかり洗っておくのが大事ですね。

③ぬるま湯で洗い流す

最後にぬるま湯で溶液や汚れを洗い流します。

また出てきた!!!

ちょっと油断していました。長年くっついていた汚れがだんだん落ちてきているのでしょうか?汚れが出てこなくなるまで繰り返し洗います。この時は3回くらい洗いました。

とりあえず洗浄はこれで終わりです。
汚れているのは確かでしたが、状態の悪さの割には管内の汚れは大したことはなかったです。

最後にやわらかい柔らかい布で楽器の水分を拭き取った後、1日放置して乾燥させていきます。

洗浄後のお手入れもしっかりと!

グリスとオイル

金管楽器は「オイル」や「グリス」と呼ばれる油を使って金属の接合部分の滑りや摩擦を調整します。

汚れと共にこの油も落としてしまったので、仕上げにこれらを使って楽器のコンディションを整えてあげます。(今回は日々の手入れも兼ねて洗浄後と同じように使っていきます。)この油が汚れの元になるんですけどね。

ホルンに使用する基本的な油は以下の四種類です。
①「スライドグリス」
②「ローターオイル」
③「レバーオイル」
④「ロータースピンドルオイル」
それぞれどうやって使っているのか紹介していきます。

①「スライドグリス」

グリスと呼ばれる粘り気の強い油です。唇に塗るリップみたいな感じですね。

これは抜き差し管の接合部分に塗っていきます。摩擦で管に傷がつくことや、抜き差ししづらい状態を避けるために塗っていきます。

だんだん緑青の汚れが混じって緑になって汚くなっていくので、その時は拭き取ってあげています。

硬さにいろんな種類があるので、好みのものを使ってみてくださいね

ローターの動きを良くしてくれる油です。抜き差し管を入れる管の奥、ローターに入るように注入していきます。できれば毎日、吹いた後に注入してあげます。

以前、楽器の先生に聞いたこと(真偽の程は定かではないのですが…)ですが、このオイルとスライドグリスが混ざるとグリスがドロドロに溶けるそうです。これが次第に固まって管内に溜まってしまうのだとか。

なるべくノズルを使って奥のローター近くに注入してあげる方が良さそうですね。

レバー部分の潤滑油です。ローターオイルやロータースピンドルオイルと比べるとちょっと粘性が高めです!

レバーのバネ部分に塗って馴染ませます。

④「ロータースピンドルオイル」

ローターの中身はこんな感じになっています。

レバーを押すとわかるのですが、ここが回転して抜き差し管の入り口が開いたり閉まったりしています。名前の通り、ローターの回転を助けてくれる油です。

ローターの中の軸と裏面、回転の中心になるところに少量差し込んでいきます。

これらを塗ったり注入したりし、その都度レバーをかちゃかちゃ動かして馴染ませていきます。基本的なお手入れ方法です。

ポリッシュで磨く

中古ホルンの汚れは落ちてくれましたが、ラッカー(塗装)の剥げたところや錆はそのままですね。最後にと「メタルポリッシュ」「ラッカーポリッシュ」を使って整えていきます。

この液体は楽器表面の汚れを取り、光沢(ツヤツヤ)を与えてくれます。洗浄したとき、ちょうどメタルポリッシュを切らしていたのでこの記事を書く際に磨いてみました!

「メタルポリッシュ」

ラッカー(塗装)のない金属楽器や、ラッカーが剥げてしまったところに使っていきます。中古楽器のお手入れに欠かせないですね。

結構変わっています!青白い錆部分がちょっと綺麗になっていますね。ラッカーの剥げたところを重点的に磨いていきます。

「ラッカーポリッシュ」

楽器のラッカー(塗装)部分に使います。ラッカーのツヤツヤをもっと綺麗にしてくれる溶液です。私の中古ホルンはベルの部分は綺麗にラッカーが残っているので磨いていきます!

こっちは画像だと変化が分かりにくいですね。実際は指紋がついてしまったところや微妙に曇っている表面がピカピカになっています。

これで洗浄後の基本的なお手入れは終わりです。購入直後の長くしまわれていた楽器特有の錆くささがなくなり、心なしかキラキラしている感じがします。

手入れ前と同じ構図で写真も撮ってみました!

ベル部分や腐食部分が綺麗になっているのがわかるかと思います。

綺麗になるとひとしおかわいいです。

手入れにかかる費用・時間

最後に手入れにかかった時間や費用をまとめておきます。

・時間

洗浄:今回書いた内容では、洗浄に2時間、乾燥に一1日かけました。汚れが多かったため普段より時間がかかっている気がします。(私の場合普通だと洗浄は1時間くらい。)洗浄は手入れ中に「汚れてるな」と感じた時に行うので、今回は特別時間をかけたと思います。
手入れ:オイルやグリス、ポリッシュを使った手入れ。こちらも2時間くらいかかりました。油類を使った手入れは1時間もかからないのですが、状態の悪さから磨くのに時間がかかりました。楽器を磨くのは個人的に1ヶ月〜2ヶ月に一回くらいでいいんじゃないかと思っているので、こちらも普段はあまり時間はかかりません。

・費用

私はYAMAHAさんのホルンを使っているため、手入れ用品もYAMAHAで揃えています。今回使った用品の定価はこちら。(税込価格)

(参考:YAMAHA公式HP

https://jp.yamaha.com/products/musical_instruments/winds/accessories/care/index.html)

①ブラスソープ:880円

②スライドグリス:660円

③ローターオイル:1,210円

④レバーオイル:1,045円

⑤ロータースピンドルオイル:1,045円

⑥メタルポリッシュ:1,045円

⑦ラッカーポリッシュ:1,045円

こうしてみると結構お金がかかっていますね。

これに加えて楽器を磨くための布(クロス)や細い管を掃除するための棒がついた布(スワブ)が必要になるため、一つ一つ手入れ用品を揃えるよりYAMAHAさんが出してくれている「お手入れセット」(ホルン専用で税込5,060円。ホルン以外の専用お手入れセットもあります。)を買った方がお得だと思います。

https://jp.yamaha.com/products/musical_instruments/winds/accessories/care/koshr5/index.html

最後に

中古楽器の汚れ具合などは伝わったでしょうか?今回紹介した洗浄・お手入れ方法は基本的なものなので、「中古楽器を買ってみたけどそんなに汚れてるんだ、心配…」という方は楽器屋さんでオーバーホールに出してしまうのもおすすめです。

前回の楽器記事でも書きましたが、中古楽器は新品の楽器を買うよりもハードルが低いため、いろんな楽器を買ってみたり、こうしてお手入れしていくのはとても楽しいです。

楽器を吹きたいけど、挑戦しようか迷っている方。一緒に中古楽器を購入して、綺麗に調整してあげて使ってみませんか?

また、おうちに眠っている楽器がある方。まだ楽器のレバーやピストン、キィは動きますか?お手入れしても動作が難しいようであれば、「楽器を使ってみたい」という方に向けて査定に出してみるのも良い選択ではないでしょうか。ぜひ、ニーゴ・リユースにご相談ください!

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