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ついにパリオリンピック開催!日本のプロスポーツカメラマンと使用機材を紹介
ついにパリオリンピックの開催されましたね!
前回がTOKYOでしたが、パンデミックが少し落ち着いてからの開催ということで正直盛り上がりにかけてしまっているような雰囲気の中でのスタートだったように感じます。
もちろん選手の活躍は素晴らしく、歴代最多のメダル獲得数でした。
そんな前例があったオリンピック、今回は前回に比べて非常に盛り上がるんじゃないかな〜と考えています。
さてオリンピックを見る人達へいち早く情報を届ける存在がいますよね!
そう、それが取材陣。
リアルタイムで情報を届けることができるのはテレビ局ですが、
選手が一番輝いている瞬間を撮影できるのはスポーツカメラマンだと私は考えます。
ということで今回は日本のスポーツカメラマンについて調べてきました!
どの選手を追っているのか、どの写真が起用されているのかなどもピックアップさせていただきました。ぜひご覧ください。
【スポーツ写真の巨匠 築田純さん】
築田純 報道写真展「sports Theater」Facebookより
主に特定のスポーツが多いということはない築田さん、しかし彼が撮る写真はいつも光と影がきれいに描写されており思わず見とれてしまうような写真ばかりです。
いろんな大会に足を運ぶ築田さん取材時の許可証ですが、過去分と併せても何十枚にもなるということです。
さて、画像を見ている通り白のレンズが非常に大きいのがわかります。
築田さん曰くスポーツ写真を撮る人にとってこのサイズのレンズはもはやデフォルト。
素人からするとズームレンズと勘違いしてしまいそうですが、こちらはなんと単焦点レンズ300〜400㎜のものになります。
さらに築田さんはいつも1/1600で撮影をすることが多いそうです。
巨匠を真似て撮影してみたい人はぜひこのシャッタースピードで撮影してみてはいかがでしょうか?
さて彼が愛用しているカメラは2012年3月に発売したキヤノンEOS-1D Xです。
当時の価格は65万円でした。
【ウィンタースポーツカメラマンといえば水谷たかひとさん】
水谷さんといえば多くの国際的なスポーツイベントを取材し、その卓越した写真技術で広く知られています。さらに日本スポーツ写真協会会長を務めている水谷章人さんの息子であり、親子でスポーツカメラマンとして活躍されています。
さて私的に水谷さんが撮影した写真で素敵だなと思ったのは、女子カーリングチーム「ロコソラーレ」の鈴木夕湖選手が低く美しい姿勢でストーンを投げる瞬間の写真です。フォームの美しさとストーンが流れていく躍動感が見事に表現された一枚で、さらに選手の目線がまっすぐ的をとらえる真剣な眼差しにも目が奪われてしまいますね!
そんな写真の撮影にはSONY α1が使用されています。α1といえば、最高クラスの解像度とスピードを誇るカメラで、スポーツ写真家にとって理想的なカメラでしょう。
さらに、使用したレンズは、第2世代G2に進化したタムロン70-180mm F2.8でこの大口径望遠ズームレンズは、高解像度と高コントラストを実現し、スポーツシーンでの動きの速い被写体もシャープに捉えます。広い焦点距離範囲により、選手の全身からクローズアップまで多様なアングルで撮影が可能です。絞りで背景を美しくぼかし、鈴木選手の真剣な眼差しや美しいフォームを一層際立たせています。
写真が見たい方は以下のURLからご覧ください。
https://www.tamron.com/jp/consumer/sp/impression/detail/a065_takahito_mizutani.html
【MLBを撮り続けて20年以上 田口有史さん】
(田口有史公式Xより https://x.com/yukihitotaguchi)
田口さんは主にメジャーリーグで活躍する日本選手を撮影していることが多いです。
最近ですと大谷翔平さんやダルビッシュ有さんを撮影し日本の記事として取り上げられていることが多いです。
さて、MLBでの撮影が多い田口さんですが今年はパリにいかれるのでしょうか?日本のトレンドモンスター大谷翔平さんがアメリカで活躍中の今、パリに行くべきかアメリカに残るべきか悩みどころですね!
田口さんが撮影したスポーツ写真で私的におぉ熱い!と思った写真は、FIFA2022の1次リーグ日本対スペイン戦の試合写真です。
後半がスタートしスペインに先取されていた日本、そこから三笘と田中のゴールで逆転勝利を果たすのだがゴールを決めた田中がチームのもとへ向かって行く写真。
写真から伝わる躍動感と興奮、そして選手の感情が見てわかる。
私も当時テレビで観戦していたので、当時の記憶が蘇りました。
もし気になった方は以下のURLから写真をご確認ください。
https://www.gqjapan.jp/culture/article/20221205-soccer-world-cup-japan-croatia
【学生新聞からスポーツカメラマンへ 長田洋平さん】
早稲田新聞会スポーツカメラマン・長田洋平 早スポから世界へ 伝わる1枚とは?より
https://www.waseda.jp/inst/athletic/news/2023/09/14/34180/
高校生のときから漠然とメディア業界に興味を持っていた長田さんは、メディアに強い早稲田大学へ進学しました。在学中には、公認サークルの早稲田新聞会に所属し、そこでの経験を活かしてアフロスポーツへ入社。現在、彼はスポーツカメラマンとして世界中を飛び回っています。
特に撮影することが多いのはバスケットボールで、彼のInstagramには数多くのバスケットボール写真が投稿されています。その写真は試合の緊張感や選手たちの迫力を見事に捉えており、多くのフォロワーから高い評価を得ています。
さて先程もお伝えしたとおりアフロスポーツに在籍していますが、アフロと言えば多くの写真を提供していることで有名な会社で1997年、アフロの代表でありフォトグラファーでもある青木紘二を中心に、「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトとして結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降も日本オリンピック委員会公式記録の撮影を担当しています。
そんな会社に所属している長田さん、今回のパリオリンピックでも記憶に残る瞬間をたくさん撮影してくれるでしょう。
【ニューヨークを拠点に活躍 南しずかさん】
「ストーリーが伝わるなら、私の写真でなくてもいい」スポーツカメラマン・南しずかの真意 https://www.beautynation.jp/a-interview-minami-shizuka-200120/
スポーツカメラマン業界といえば、9割が男性でどちらかといえば体育会系の職業。
そんな業界に身を置き活躍している女性が南しずかさんだ。
東海大学航空宇宙学科を卒業後、渡米。アメリカでフォトジャーナリズムおよびドキュメンタリー写真の1年プログラムを修了し、現在はニューヨークを拠点にフリーランスフォトグラファーとして活動しています。主に撮影しているのは、「米女子ゴルフ」「変わったスポーツ」「カーニバル」などです。
「変わったスポーツの撮影?」と聞くと、どんなスポーツなのかイメージが湧きにくいかもしれませんが、そのイメージを南さんは写真として私たちに伝えてくれます。
彼女のインタビュー記事には、「スポーツの試合中の予測不可能なドラマやカーニバルの楽しさを写真に収めるのが好きで、撮影時には事前にある程度の想定をしながらも、現場で予期せぬ瞬間に出会うことに魅力を感じています。」と語っており何が起きるかわからないドキドキ感を楽しんでいるようです。
※インタビュー記事
https://mag.sendenkaigi.com/senden/202304/view-ad/026050.php
そんな彼女の写真が見たい方は彼女のInstagramをぜひチェックしてみてください。
【まとめ】
さて、ここまで日本のスポーツカメラマン5人を紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
今回は現役で活躍している方々を主にピックアップしました。
カメラマンを調べながら、たくさんの写真を拝見しましたが、どれも素晴らしい写真ばかりで圧倒されたり、中には「この写真見たことがある!」と思うような写真もちらほらあり、「このシーンはこの人が撮影していたのか」と驚くこともありました。
選手が活躍するその裏には、その活躍をより輝かせ、記憶に残る瞬間を魅せてくれるカメラマンの存在があるのだと改めて知ることができました。
いよいよ始まるパリオリンピック、
選手の活躍はもちろん気になるところですが、名シーンと呼ばれる写真は誰が撮影しているものなのかも意識しながらぜひご覧になってはいかがでしょうか?
ということで今回は日本のスポーツカメラマンについてレビューしました。
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