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Nikon Z6Ⅲ vs Canon R3!高性能なミラーレス一眼カメラを比較してみた!

Nikon Z6IIIとCanon R3。

「思い浮かぶ高性能なカメラといえばなんですか?」

という質問があるとすれば、きっと多くの人はこの2点を思い浮かべるのではないでしょうか?

どちらも高性能なカメラであり、プロやハイアマチュア向けのフルサイズミラーレスカメラです。多くのレビューサイトを覗いてみても評価は4以上で、多くの人が満足しているというのは言うまでもないでしょう。

では、世の中にこの2点しかなかった場合、あなたはどちらを選びますか?

この究極の二択を決める判断材料として、今回はNikon Z6IIIとCanon R3のカメラスペックを比較していこうと思います。

※本記事の内容は完全に個人的見解ですので、予めご理解ください。

【Nikon Z6III】

(Nikon公式:https://www.nikon-image.com/products/mirrorless/lineup/z6_3/)

Nikon Z6IIIは2024年7月に発売された最新モデルのカメラです。
NikonZシリーズの中では中級機とされていますが、一部で上位モデル「Z9」「Z8」を超える性能を実現したハイスペックなカメラとなっており話題を呼びました。

4年ぶりに進化を遂げたZ6IIIですが、画素数自体に大きな変化はありません。それでは、どこが進化したのかというと、撮影に至るまでのプロセスがより洗練されている点が挙げられます。基本的なマニュアルモードでの撮影に慣れている方にとっては、初代や2代目モデルと比較しても大きな差を感じにくいかもしれません。

しかし、カメラに不慣れな初心者にとっては、より手軽に美しい写真が撮れるCanon R6の方が扱いやすいと感じることもあるでしょう。もし新しくカメラの購入を検討している方がいれば、これらの点も考慮して選んでみてください。

【Canon EOS R3】

(Canon公式:https://personal.canon.jp/product/camera/eos/r3)

Canon EOS R3といえば、2021年11月に発売されたフルサイズミラーレスカメラです。
現行価格はおよそ65万円とされています。
発売から3年が経過しているにもかかわらず、その高いスペックから今でも需要が非常に高い製品。新規注文では、場合によっては半年ほどの待ち時間が必要なこともあるようです。これは世界的な部品供給の問題による影響もありますが、それ以上に多くの人が注文をしており、出荷が追いついていないのが現状です。

そんなR3ですが、実はフラグシップモデルではありません!
それにもかかわらず、これほど高性能なのかと驚く方も多いでしょう。
ちなみに今年の11月には、いよいよCanon Rシリーズのフラグシップモデル、R1が登場する予定です。
名前が飲むヨーグルトの製品名と重なっているのが少し気になりますが、それでも注目せずにはいられない一台です。
いつかこのモデルについてもレビュー記事を書いてみたいと思います。

【スペックを比較してみる】

Nikon Z6IIICanon EOS R3
発売日2024年7月12日2021年11月27日
画素数2679万画素(総画素)
2450万画素(有効画素)
2670万画素(総画素)
2410万画素(有効画素)
撮影素子フルサイズ/FXフォーマット
35.9×23.9mm
部分積層型CMOSセンサー
フルサイズ
約36.0×24.0mm
裏面照射積層CMOSセンサー
撮影感度標準:ISO100~64000
拡張:ISO50相当、204800相当
標準:ISO100~102400
拡張:ISO50、204800
連写撮影高速連続撮影(拡張):約20コマ/秒
ハイスピードフレームキャプチャー+(C120):約120コマ/秒
電子シャッター:最高約195コマ/秒(カスタム)約30コマ/秒(高速+)
メカ・電子先幕:最高約12コマ/秒
シャッタースピード電子:1/16000秒
メカ:1/8000~30秒
電子:最速1/64000秒
電子先幕・メカニカル:1/8000秒~30秒
液晶モニターバリアングル式
TFT式カラー液晶モニター
3.2(インチ)
視野率 約100%
210万ドット
タッチ操作対応
バリアングル式
TFT式カラー液晶モニター
3.2インチ
視野率 約100%
415万ドット
タッチ操作対応
ファインダー形式電子ビューファインダー 
0.5インチ UXGA OLED
倍率非公開
視野率100%
約576万ドット
カラー電子ビューファインダー
0.5インチ OLED
0.76倍
視野率100%
約576万ドット
対応メディアCFexpressカード(Type B)
XQDカード
SD/SDHC/SDXCメモリーカード
CFexpressカード(Type B対応、VPG400対応)
SDメモリーカード(UHS-II対応)
動画撮影4K対応6K対応
記録形式NEV/MOV/MP4RAW/MP4
動画記録サイズ
※カタログより一部抜粋
6K:5376×3024 60p
4K:3840×2160 120p
フルHD:1920×1080 240p
6K RAW:6000×3164
4K DCI:4096×2160
4K UHD:3840×2160
フルHD:1920×1080
映像ビットレート6K RAW 約3730Mbps
4K RAW 約1640Mbps
フルHD H.265 約340Mbps
6K RAW(59.94/50.00fps):標準:約2600Mbps
4K UHD(59.94/50.00fps)/ALL-I:約940Mbps
フルHD(59.94/50.00fps)/ALL-I:約180Mbps
音声録音内蔵ステレオマイク
外部マイク:ステレオミニジャック(3.5mm)、プラグインパワーマイク対応
ALL-I/IPB:AAC/リニアPCM(選択可能)、IPB(軽量):AAC

モノラルマイク内蔵
外部マイク:マルチアクセサリーシュー、3.5mmステレオミニジャック
AFセンサー測距点フォーカスポイント273点(シングルポイントAF時)/299点(オートエリアAF時)最大4779ポジション
手ブレ補正5軸手ブレ補正
レンズシフト方式も使用可能(VR)
5軸手ブレ補正

光学式手ブレ補正との協調制御に対応(IS)
サイズ138.5×101.5×74 mm150×142.6×87.2 mm
重量760g(バッテリ込み)
670g(本体のみ)
1015g(バッテリ込み)
822g(本体のみ)

2機種のスペック詳細分析。軍配はどちらに?

1.画素数

両モデルともに約2670万画素の総画素数を持ち、有効画素数も2400万画素と非常に近い値なのがわかります。R6は2018年に登場した初代から有効画素数は2400万画素だった点を考えるとNikonに軍配が上がるような気もします。

2.撮影素子

どちらもフルサイズではあるが、センサーに違いがあります。
CanonEOSR3の裏面照射積層CMOSセンサーは、光を効率よく取り込みやすい構造で、高感度とノイズの少なさが特徴です。さらに、データ処理速度が速いため、連写や動画撮影にも強いです。一方、NikonZ6IIIの部分積層型CMOSセンサーは、積層技術を一部取り入れた構造で、コストを抑えつつも性能を向上させています。処理速度は速いですが、完全な積層型ほどではありません。
つまり、裏面照射積層は高性能、部分積層型はコスト重視という違いがあります。
ですが、画像処理エンジンも併せて考えると断然にNikonのEXPEED画像処理エンジンのほうがビットレートは2倍以上速いので、ここはNikonZ6IIIのほうが優れています。

3.常用ISO感度・拡張ISO感度

NikonZ6IIIの常用最高感度はISO64000、前モデルの最高感度はISO51200であり性能が大きく向上したのがわかります。

4.シャッタースピード・連写コマ数

Canon R3は電子シャッターを使用し、秒間30コマの撮影が可能、もはや動画のような感覚。アニメーションで例えると1秒間の映像は約24枚で作成された絵を繋げて映像にしています。そう考えると1秒間に30コマを一気に撮れるのはすごい。
搭載しているセンサーと画像処理エンジンの組み合わせによりこの高速撮影が可能になっているとのこと。

対してZ6IIIは上位モデルZ9と同じハイスピードフレームキャプチャー+が搭載されています。

従来の一眼レフカメラのミラーアップによる像消失で見ることができなかった瞬間や、従来の電子ビューファインダーでも見ることができなかった瞬間まで、

ファインダー内の画像消失をなくし、被写体の動きを常時そのまま表示します。

モータースポーツ、アスリート、野鳥撮影などで本領を発揮します。

ただし、撮影画素は制限されてしまいますので作品としての究極の一枚というよりは報道・記録撮影としての一瞬を押さえるために活用できる機能と考えます。

5.EVF 

今やミラーレス一眼における機能面で最重要装備の一つとして比較されることが多いのが電子ビューファインダーです。Canon EOS R3では、高精細576万ドットのOLED電子ビューファインダーを採用しており、映像を見ていることを忘れるほどの精細さと、最高119.88fpsのリフレッシュレートの映像の滑らかさを実現しています。またファインダーの接眼窓が大きいので、感覚的にですがR5と比べても覗きやすいです。
一方、Nikon Z6 IIIの電子ビューファインダーは、Nikonの上位モデルであるZ9やZ8に搭載されている「リアルライブビューファインダー」に近い視認性を実現しています。映像がよりリアルで自然に感じられ、撮影のしやすさが徹底的にアップしました。実際に各カメラのファインダーを覗かないと比べるのは難しいですが、結構明るく見えるという意見が多いようです。

ファインダーの見え方においては、やはり実物での動作をチェックしてください。

品揃えの良い大型の量販店で、想定されるレンズの組み合わせでぜひ、体感いただくことをおすすめします。

6.動画性能

Nikon Z6 IIIは6K 60P/4K 120pの撮影が可能で、前モデルであるZ6 IIが4K 60p/フルHD 120Pだった事を考えてみると、大幅な進化が見られます。 さらに、フルHDでは最大240pまで撮影が可能で、これにより最大10倍のスローモーション映像を撮影できるのは大きな魅力!スポーツや野鳥撮影では印象的な絵が撮れるでしょう

一方CanonR3の動画性能に関しても6K 60P、4K120pでの撮影が可能です、さらに30分制限が無くなった為、スペック上最大6時間まで連続記録が可能になりました。
どちらのカメラにも言えますが、超高画質での動画撮影ももちろんですが、Log撮影もでき、撮影後のカラーグレーディングにも対応します。

また、シネマライクな24pでの撮影もできますので、最近流行りのショートムービーにも活躍するはずです。ただし、真夏の炎天下や1カット長回しとなると、本体の熱暴走による撮影停止も考えられますので、対策も考える必要があります。

【まとめ】

ここまで2つのカメラを比較して紹介しましたが、いかがだったでしょうか。スペックだけで見ると、どちらが優位なのかは一概には決められません。最終的には、自分の好きなメーカーや、実際に手に取って触れてみた感触で決めるのが一番です。

さて、CanonのRシリーズから、ついに3年ぶりに最高位モデルのR1が約100万円という価格で登場します。R1がどのような新機能を備え、現行モデルのR3や他の競合機種とどのように差別化を図るのか、ファンやプロの間で注目を集めています。特に、プロスポーツや野生動物の撮影など過酷な環境での使用において、Canonの次世代技術がどれほど進化しているかが期待されています。

一方、Nikonも今後のラインナップに期待が高まっています。Zシリーズのさらなる進化があるとすれば、ユーザーのニーズにどう応えていくのか、特に連写性能やオートフォーカス技術の向上が注目されるポイント。Nikonは一貫して高い信頼性と堅牢なボディ設計を提供しており、耐久性を重視するユーザーにとって魅力的な選択肢と言えます。

どちらのカメラも優れた性能を持っていますが、選ぶ際のポイントは、自分の撮影スタイルに合っているかどうかです。高速連写や動きの多いシーンを撮るならCanon EOS R3が最適。一方、静止画の画質や動画性能を重視するならNikon Z6 IIIが魅力的でしょう。カメラ選びに迷った際は、実際に店頭で試してみたり、自分の撮影ニーズをよく考えて選ぶのが最も賢明でしょう。

最後にニーゴ・リユースではカメラの専門買取を行っております。
以前は趣味でカメラをしていたが、最近は手を付けていないカメラなどはございませんか?
ニコン・キヤノン両メーカーとも、最新機種はミラーレスカメラのラインナップしか出ていません。
当社ではハイエンドデジタル一眼レフカメラはもちろんフィルムコンパクトカメラや蛇腹カメラまで、どんなに古くて劣化している状態でも、商品1点から専門スタッフが無料出張査定でお伺いし、1点1点丁寧に査定いたします。

大切なカメラのご売却は是非ニーゴ・リユースにご相談ください。

YouTubeでも音楽とカメラの歴史を紹介していますので是非ご覧ください!

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