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デジタル二眼レフカメラ Rolleiflex MiniDigi AF5.0」を使ってみた!珍しいカメラ代表の二眼レフとは?
みなさんは「二眼レフカメラ」というカメラをご存じでしょうか?レンズが二つ付いており、上から覗き込みながら撮影を行うカメラです。今回はそんな中古二眼レフカメラのデジタル版をカメラ買取のスタッフが実際に使ってみた感想を書いていきます。「レトロで面白いカメラに興味がある!」「家にある珍しいカメラの仕組みや使い方ついて知りたい」という方はぜひご一読ください。
さまざまなカメラの種類。二眼レフカメラとは?
最近、個人的にデジタル二眼レフカメラを手に入れました!
現在では販売されていないモデルの為、中古品ですがデザイン性の高さにうっとりしています。
二眼レフカメラはデザインが良く、撮影方法も面白くて大好きなカメラのひとつです。これを読んでいる方の家にも「珍しいカメラ」として飾られている二眼レフカメラがあるかもしれません。
「カメラ」と一口に言っても様々な種類があります。二眼レフカメラとはファインダー用レンズと撮影用レンズ、二つのレンズがボディについているカメラです。二つのレンズがついているので、一般的な「カメラ」と呼ばれる一眼レフに対して二眼レフカメラという名前になっています。一眼レフカメラと比べるとその製造数は少なく、その分デジタル展開も少なくなっています。
今回はそんな二眼レフカメラのデジタルものを手に入れてしまいました!
せっかくなので、使い方や仕組み、使用感をブログに書いていこうと思います。
Rolleiflex MiniDigi AF5.0
今回使うデジタル二眼レフがこちら。「Rolleiflex MiniDigi AF5.0」です。
ドイツのカメラメーカー、Rollei(ローライ)から2008年2月25日に発売されたデジタル二眼レフカメラのモデルです。当時の定価は43,050円。
使用電池はCR2リチウム電池が1つ。連続撮影可能時間は2時間と少なめです。miniSDカードにデータを保存するようになっています。
4.9mm、F2.8の単焦点。
シャッター速度は1/15〜1/2500。ズーム機能はついていません。
このカメラの特徴はなんといっても「再現度の高いデザインと大きさ」です!
通常サイズのフィルム二眼レフと比較するとわかりやすいのですが、まず見た目の再現度が高いです。そして、元々のフィルム二眼レフカメラと同じように「巻き上げクランクを回して撮影する」という動作。手のひらサイズのかなり小さなデジタルカメラになのに、気合いを入れて作られていることが伝わってきます。
ただし、こういった再現デジタルものは機能の再現が甘かったり、写真データがすごく粗かったりするもの。
実際はどうなんでしょうか。
さっそく撮影をしてみましょう!
デジタル二眼レフの使いかた
「Rolleiflex MiniDigi AF5.0」の使い方は比較的簡単です。
①電源ボタンを押し、電源を入れる。
②ファインダーフードをあげておく。
③巻き上げクランクを回す
④ファインダーを上から覗き込みながら撮影する。(AFでの撮影なのでピント合わせ→撮影→保存を自動で行なってくれるようです。)
かなり簡単ですね。MFでの撮影はできませんが、クランクを回して上から覗き込んで撮影するところが発売当時のフィルム二眼レフを再現していてすごく良いです。まずはシャッターボタンを押してピント合わせを行います。ボタンを半押しにするとディスプレイに「FOCUSING」と出てくるみたいですね。
このときボタンから手を離すと巻き上げクランクに不具合が起こってしまう場合があるらしいので注意です。
撮影したい構図が合えばそのままボタンを押し込みます。「FOCUSIN→CAPUTURING→SAVING」の表示がされれば撮影完了です!
ちなみに「Rolleiflex MiniDigi AF5.0」には以下のような機能も付いているそうです。
・枚数カウンター(撮影枚数と撮影可能枚数が確認できます。)
・解像度設定(低(L)〜標準(N)〜高解像度モード(H)を選択して撮影ができるようです。)
・周波数の設定(蛍光灯のもとでの撮影時、電源周波数にあわせて綺麗に撮影ができるようです!50HZと60HZが選べるので東日本、西日本どちらも安心です。)
次に、実際に撮影してみた作成を載せていきます!
デジタル二眼レフ 作例
正直、画質はあまり良くないですね。
屋外で花の写真を撮った時は細部がつぶれてしまっていました。また、仕様上画像に横線が入るバグも出てきてしまうようです。(工夫によって抑えられるようです。)
本体のサイズがかなり小型な為沢山の機能を追加できなかったり、15年近く前のデジタルカメラということもあり、トイカメラの域を出ない写りと言えます。ただし、この画像の荒さを逆手にとり、工夫次第では「ちょっとレトロな写り」を表現できそうです。
(Rolleiflex MiniDigi AF5.0で撮った写真を加工アプリのフィルターに通したもの)
ちょっとレトロチックなうつりになったのではないでしょうか?
デジタル二眼レフを使ってみて
今回、デジタル二眼レフを実際に使ってみた感想を書いていきました。正直、写真の出来栄えや美しさを追求するには向かないカメラだと思います。同じような写真でも「精度」「細かさ」ではiPhoneで撮った写真の方が上ですね。
(Rolleiflex MiniDigi AF5.0で撮った写真)
(iPhone11のカメラで撮った写真)
しかし、凝った撮影方法で写真撮影自体を楽しんだり部屋に飾ったりと幅広い楽しみ方ができました。私はなんといっても撮影の仕方や見た目の再現度が高いところが良いと思いましたし、手のひらサイズで気軽に持ち運べるのも楽しかったですね。
(Rolleiflex MiniDigi AF5.0で撮った写真)
近年、綺麗な写真はスマートフォンでも十分に撮れる時代です。新しいカメラの楽しみ方の一つとしてこのデジタル二眼レフを使うのも良いと思います。
今回使った「Rolleiflex mini digital AF5.0」は販売が終わっている為中古品でしか手に入れることはできませんが、二眼レフ風のトイカメラやフィルム二眼レフと変わらない大きさのでデジタル二眼レフなどの商品はまだまだ流通があるようです!
この機会にぜひ、デジタル二眼レフに挑戦されてみるのも面白いのではないでしょうか?
また、お家に「使わなくなったフィルム二眼レフカメラがあるな」という方。せっかくであれば撮影も簡単なデジタル二眼レフに買い替えてみたりするのも楽しいと思います。
二眼レフカメラをはじめとして、使わないカメラがお家にあったり、カメラの買い替えを検討されている方。一度査定に出してみるのはいかがでしょうか。
壊れていても、一台からでもカメラ好きなスタッフが買取査定に伺います。
ぜひ、ニーゴ・リユースにご相談ください!