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初心者におすすめする和楽器入門ガイド!日本の伝統音楽を奏でる楽器を紹介

和楽器は四季の移ろいや人々の心情を感じさせるような色彩豊かな独特な音色が特徴で、その華やかな音の響きで国内外で多くの人々を魅了しています。雅楽や能楽、歌舞伎などの日本の伝統芸能にかかせない楽器であることは勿論、現代音楽やポップカルチャーでも活用されることにより、今もなお進化を遂げている楽器です。 

平成の半ば頃より小学校や中学校の授業などで琴や太鼓などの和楽器演奏を取り入れる学校が増え、実際に演奏したことがある方も多いため、特に身近な存在として親しみを持っている方も少なくないのではないでしょうか。

本記事では、そんな日本で古くから現代まで伝統的に使われてきた楽器、和楽器について紹介したいと思います。

和楽器の種類

和楽器と一口に言っても様々な種類の楽器があると思いますが、ここでは代表的な5つの和楽器に目を向けてみようと思います。

1.箏(琴・こと)

一般的な箏は約182cmの長さの木で出来た胴に、13本の弦が張られています。

お正月の時期にテレビやラジオなどから流れてくる箏の曲は耳に残っている方も多いのではないでしょうか?繊細でやわらかい音色が特徴の弦楽器です。

演奏する際は、左手で弦を押さえ、右手では爪(つめ)または(懸爪・かけづめ)と呼ばれる象牙かプラスチックで作られた爪をそれぞれの指先(親指、人差指、中指)にはめて弦を弾きながら音を出していきます。

箏の胴の上には弦が張られ、各弦には柱(じ)という、弦を張るために使う木製の部品が立てられています。

柱(じ)は可動式となっていて、演奏前に柱(じ)を動かして音の高さを決めます。

2.三味線(しゃみせん)

三味線は、皮が張られた木製の胴に細長い竿、3つの弦が掛けられている弦楽器です。

弦を撥(ばち)と呼ばれる大きなピックを用いて弾くことにより演奏します。
独特の力強い音色で、民謡から歌舞伎まで幅広く使われている和楽器です。

三味線は棹の太さによって細棹、中棹、太棹と分類されます。

棹が太くなるほど音が大きく、力強い演奏が可能となるため、曲に応じて使い分けて演奏されます。

太棹の三味線といえば「津軽三味線」が有名です。

津軽三味線は、棹が太いだけでなく、全体的にも大きくて迫力があります。
その大きさにより、ダイナミックな演奏が可能になります。

また、津軽三味線は民謡だけでなく、現代の邦楽をはじめ、ロックやジャズ、クラシックなど、さまざまなジャンルの音楽と融合し、新たな可能性を切り拓いています。

3.尺八(しゃくはち)

尺八は、日本の竹から作られた縦笛で、木管楽器です。前面に4つ、背面に1つの指穴があります。音は豊かで深みがあり、感情的な表現が強調される音色が特徴です。
尺八の名前の由来は、その長さが一尺八寸(約54cm)だったことからだと言われています。一般的な尺八の長さは名前の通り約54cmですが、それ以外にもいくつかの種類があり、1寸刻みで短いものや長いものが多数存在します。
短い尺八ほど高い音、長い尺八ほど低い音が出るため、音域や音色の違いに応じて、演奏する音楽のスタイルや目的に合わせて使い分けられます。尺八は、籠をかぶったお坊さんが吹いている和楽器のイメージがありますが(虚無僧)、
実は、お経の代わりに尺八を吹いて修行を行っているそうです。

そんな尺八ですが、演奏することは一般的に難しいとされています。

特に独学で習得するのは非常に難しく、初心者にとっては最初に音を出すことすら、ままならないようです。息の使い方や音程の調整が非常に繊細で難しい楽器であり、音色の表現にも高度な技術が求められるので習得には時間がかかり、長期間の練習が必要な和楽器です。

4.太鼓(たいこ)

太鼓は、木製で筒型の胴に皮を張って固定している和楽器で、皮の部分を叩いて音を出す打楽器です。音は大きく、迫力のある音色が特徴です。

太鼓の皮を固定する方法には「紐で留める方法」と「鋲を打つ方法」があり、太鼓の音色や演奏性に違いが出ます。

紐で留める方法は、音の調整が可能で、柔らかく豊かな音が特徴ですが、調整やメンテナンスに手間がかかります。
鋲を打つ方法は、安定した音を保ちやすく、長期間使える耐久性がある反面、音が硬く、余韻が少ない場合が多いです。
どちらの方法を選ぶかは、太鼓の種類や演奏のスタイルや求める音色に応じて決まります。
太鼓は伝統的な祭りや芸能で活用される他、太鼓のみで演奏される楽曲はもちろん、現代のポップスやロック、オーケストラなど、さまざまなジャンルにも幅広く活用されています。

昔、わたしが小学生の頃に親戚に誘われて和太鼓のコンサートに行ったことがあるのですが、その音の大きさと音の振動が思っていたよりもずっと迫力があって、今でもその印象が強く残っています…!

5.篠笛(しのぶえ)

篠笛は竹製の横笛で、木管楽器です。竹の素材を活かしたシンプルな外観をしています。

篠笛は穴の数や長さで分類が決まります。指穴は一般的に6つまたは7つの穴があり、穴の数以外にも笛の長さなどが違うものがあり、様々なバリエーションがあります。

音は、竹の特性により、温かみのある音色が特徴です。低音から高温へと幅広くバランスが取れている優雅でやわらかい音色です。
篠笛も尺八とおなじく、演奏するのに技術が必要な為、一般的には演奏するのが難しい楽器といわれています。長い年月をかけて習得することにより多彩な音が生み出せるようになるのですね。その篠笛で表現される独特の音は、民謡、舞踊、祭りや能楽、神楽などといった日本の伝統芸能には欠かせない和楽器です。

和楽器と現代のポップカルチャー

和楽器は、伝統的な音楽だけではなく、ポップカルチャーにも活用されています。現代の音楽や映画、マンガやアニメなどでも和楽器が取り入れられ、独特で新しい魅力を生んでいます。日本の伝統と現代の文化のコラボレーションにより和楽器の魅力が表現されている作品を、ここで少し紹介させていただきます。

1.和楽器×アニメ 三味線の音が響く迫力のアニメ ましろのおと

(参照元:Amazon.co.jp ましろのおと 講談社 より https://amzn.asia/d/6oUwKk4)

和楽器を題材とした作品でおすすめの作品は、「ましろのおと」です。

「ましろのおと」は「赤ちゃんと僕」などで有名なマンガ家、羅川真里茂さんの漫画作品で、和楽器の中でも津軽三味線を中心にストーリーが描かれています。

物語のストーリーは、主人公の澤村 雪が、自分に津軽三味線を教えてくれた祖父・松五郎が亡くなったことから自分自身の津軽三味線の音を探す為、青森から上京するところから始まります。

上京することで出会う仲間たちと共に、主人公の苦悩や挑戦を通じて、成長していく姿が描かれています。

わたしは、「ましろのおと」を実際に読んだことがあるのですが、津軽三味線を題材にしているということで、最初は自分が理解できるか少し不安で読み始めました。

しかし、綺麗な絵はもちろんのこと、引き込まれるようなストーリーや、人間味が溢れる魅力的なキャラクター、複雑な心理描写などが描かれている点は流石、羅川真里茂さんの作品だなという感じで、読み進めていくうちに自然と津軽三味線に対して興味が湧いてきて、楽しく読み終えることが出来ました。

「ましろのおと」は2021年にアニメ化されているのですが、津軽三味線監修として実際の津軽三味線奏者の吉田兄弟が参加するなど、徹底した津軽三味線の「音」が聞けるアニメとなっていて、漫画で表現されている三味線の力強さや迫力、かっこいい音色の描写などがアニメ化されることにより、忠実に再現されていると感じられる作品です。

津軽三味線の音を実際に聞いてみたい!
という方には特におすすめできるアニメだと思います。

チャンネル名:DMM pictures
TVアニメ「ましろのおと」第1弾PV

2.和楽器×現代音楽 和の響きと現代ロック 和楽器バンド

(参照元:和楽器バンド公式HP BIOGRAPHYよりhttps://wagakkiband.com/biography)

和楽器バンドは、日本の伝統的な和楽器を取り入れつつ、現代的なロックやポップの要素を融合させた日本のロックバンドで、国内外で注目を集めています。

和楽器バンドといえば「千本桜」ですよね。

チャンネル名:avex
和楽器バンド/千本桜

初音ミクの楽曲のカバー曲を歌った楽曲が各動画再生サイトで大ヒット!YouTubeでは、2019年時点で再生数1億回を突破していて、今なお再生数を伸ばしています。

尺八・箏・津軽三味線・和太鼓といった和楽器の音に、ギター・ベース・ドラムの洋楽器の音が混ざりあい、現代的な作風のメロディーに和風のボーカルの歌声がマッチした楽曲が特徴となっています。

ボーカルの方は詩吟(和歌や俳句などの詩を独特な節回しで歌う日本の伝統芸能)の師範だそうで、詩吟を交えながら、独特に雅やかに歌っていらっしゃいます。

また、衣装も着物がベースの洋風のドレスのような華やかな衣装が特徴的ですね。PVも色鮮やかで衣装や歌がとても映えています。

そんな和楽器バンドですが、残念ながら2024年12月に無期限活動休止となってしまいました。今後の個々の活躍に期待したいと思います。

まとめ

和楽器に関して紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか?

和楽器が持つ独特の音の響きは、古くから人々に親しまれ、身近な音として現代まで受け継がれてきました。

近年では、これらの和楽器が伝統的な芸能などに留まらず、現代のポップカルチャーの中で新たな魅力を発揮していますので、これから和楽器を始めたいと考える人もますます増えていきそうですね。

昔は和楽器を演奏していたけれど、今は使わずにご家庭に眠っている和楽器がある!という方や、今も和楽器を使用しているけれど新しく買い替えたい!とお考えの方は、一度査定に出してみるのはいかがでしょうか。

壊れていても、一台からでも買取査定に伺います。
ぜひ、ニーゴ・リユースにご相談ください!

YouTubeでも音楽とカメラの歴史を紹介していますので是非ご覧ください!

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