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【後悔しない】遺品整理でカメラを売る5つの方法。
故人が大切にされてきたカメラやレンズ。
「旅行に行くときいつもこのカメラ持っていたな」
「小さい頃このフィルムカメラで写真を撮ってもらったよな」
なんて事を思い出すと手放すのは難しいものです。
もちろん、形見として大切に残しておく方も多くいらっしゃいますが「いつかは整理しなければならない」と考えたときに「使う人の手に渡るように手放す」という選択をする方も多くいらっしゃいます。
ただし、手放すにしても個人売買や買取業者に頼むなど方法は様々です。
今回は年間数百件以上カメラの遺品整理を担当させていただいる私が中古カメラを売却する際に後悔しないための5つの方法をご紹介致します。また、これから終活や生前整理でカメラのお片付けをご検討されている方にも参考になる内容です。
目次
中古カメラを売る5つの方法
ご家族やご親族とも相談し、カメラをお片付けすることが決まったら手放す方法を考えなければなりません。
もちろん、身近な人に使う人がいればそのまま大切に使ってもらうのも良いでしょう。ただし「古いカメラなので使う人がいない」「そもそも使い方がわからない」という事であれば思い切って売るという方法もあります。
今回は遺品整理で中古カメラを売る方法を5つご紹介致します。
結論、どれが一番良いという方法はありません。メリットとデメリットを考えながら一番良いと思う後悔しない方法を選択することが大切です。
①リサイクル(リユース)ショップに売る。
インターネット検索をすると様々な買取業者があるため「会社が多すぎてどこに出して良いか分からない…」なんて事もあると思います。
そこで思いつくのが家の近くにあって馴染みのあるリサイクルショップの存在です。
利用した事のあるお店であれば持ち込むハードルも低いですし、全国的なチェーン店であれば市場価格や全店舗の買取データを参照しているため、適正な価格での売却できるというメリットがあります。
持ち込みをすれば比較的短い時間で査定金額が出るのも特徴的です。
ただし、一つ注意しなければならないのが「どこまで専門的にカメラを扱っているか調べる必要がある」という点です。
お店によってはそもそも買取金額が期待できない場合もあります。また、古いカメラや壊れているモノなど店内で売れないようなカメラは買い取れないという事もあるようです。「持ち込みをしたが多くは返された…」なんてことにならないよう事前にサイトや店頭で確認した方が良いでしょう。
②宅配買取サービスを使う。
最近では宅配でカメラを郵送して査定してくれる宅配買取というサービスがあります。近所にカメラを売るお店が無くても宅配買取であれば売却が可能です。直接買取スタッフと対面することもないので「あまり人に会いたくない」という方には最適かもしれません。
また、事前査定や価格表がある場合が多いので大体の金額を想定したうえで売ることが出来ます。状態が良かったり条件が満たされている場合は上限の金額で買い取ってくれる場合もあります。
ただし、宅配買取サービスは自分で梱包して送る手間があります。
会社によっては「宅配買取キット」が事前に用意される場合もありますが、カメラやレンズは精密機械なので自分自身で丁寧に梱包して送るというのは店舗買取と比べると残念な点です。
また、送った後にカメラの状態によっては事前査定の金額より想定を超えて低い場合もあります。断った後の流れや査定料・返送料がどのようになっているかも確認した方が良いかもしれません。
また、店舗での買取と比べて、買取金を受け取るまでに時間が掛かるので注意が必要です。
③遺品整理業者にお願いする。
遺品整理をするうえで多くのモノを整理をすることは精神的にも体力的にも負担が大きいです。どこから手を付けていいか分からず遺品整理が進まないという方もいらっしゃいます。
そこで遺品整理のプロである遺品整理業者にお願いするという方法があります。賃貸や借家の関係で早めに遺品整理をする必要がある場合でも早急に対応してくれるので、全てを一括して整理したいのであれば遺品整理業者がオススメです。
また、一般的な買取サービスと比べて大切な故人の遺品であることを理解したうえでお片付けのサポートをしてくれます。
ただし、カメラを専門的に査定してくれるとは限りません。
場合によっては一つ一つ査定せずに「まとめて〇〇円」という形で値段が付けられてしまう事や、高価なカメラなども適正な値段が付かないなんて事もあるようなので事前に「どのように査定するのか」確認が必要です。
また、自社でカメラを販売していない業者の場合、他のカメラ買取業者にそのまま転売しているというケースも多くあるため買取金額には期待できないかもしれません。
④個人売買する。
買取業者を通さずともメルカリやYahoo!オークションなどで個人売買するという方法があります。売値を自分で設定することも出来るとても魅力的なサービスです。
売値に関しても業者に頼むより高い金額で売れる場合が多いです。
ただし、カメラやレンズの売買には商品知識が必要です。
いざ、売ろうと思ったときに「レンズの動作確認」「状態のチェック」「商品の撮影」
「説明文を考えて出品」「購入者とのメッセージでのやりとり」「発送中に商品が壊れないように丁寧に梱包」など様々な工程が発生します。
また、購入者は出品画面の画像や商品説明の文章を頼りに、商品を購入していくのである程度の商品知識がないと厳しい場合があります。なんとなく他の出品者のページを真似して出品したとしても、お客様とのメッセージでのやり取りが発生した際にそれなりに専門的な説明が求められる事もあります。
1個や2個であれば良いのですが点数が10数個あるのであれば結構な負担になることが想像できます。
また、落札すると8〜10%程度の落札手数料が引かれるので売れた金額がそのまま手元に入るわけではありません。
その他にも、クレームが起きた場合は送料は出品者負担で返品になる場合もあるのでそれなりの覚悟が必要です。
⑤カメラ専門買取店に売る。
「餅は餅屋」ということわざがあります。
カメラはカメラ専門買取店に査定に出せばまず間違いないでしょう。買取金額にも期待出来ます。
また、カメラ専門買取店は再販ルート(売り先)が豊富にあるため「古い」「故障している」場合でも対応できる商品の幅が広いという利点があります。
そのため、一般的なリサイクルショップで対応できないようなカメラでも査定金額が付く場合が多いです。
また、レンズやカメラアクセサリーまで一つ一つ丁寧に査定するので「適当に整理したくない」という方にピッタリな選択肢と言えます。
また、出張買取がある場合は店舗に行かなくても指定した場所で査定してもらえるというメリットがあります。
「やることが多くて手が回らない」という方にも比較的に負担なく売却出来ます。
ただし、デメリットとしては専門店ゆえに「買取出来る範囲が限られている」という点があります。家具や衣類などのモノを依頼したとしても対応できない場合が多いので事前に確認が必要です。
また、一つ一つ査定するために「査定時間が長め」という点もあります。20点依頼したら1時間ほど掛かったなんて場合もあるので予め余裕を持って予定を組む必要があります。
後悔しない選択を。
私は毎年数百件と遺品整理に携わらせて頂きましたがお客様から「手放すのは気が引けて時間が掛かった」というお話を多く聞きます。もちろん、大切な人が生きていた証となるモノに向き合うことなので仕方のない事だと思います。
カメラをただのモノとして考えると売ることは容易ですが「思い出を残すために使ったモノ」「使っていた人が拘りを持って景色を記録したモノ」と考えると大切な人が使っていたカメラを手放す事は難しい事かもしれません。
ただし、ご家族とも相談し「お片付けしよう」と決まった際には「使う人の手に渡るように手放す」という選択も選ばれております。お客様によっては「カメラを手放すのは寂しいけど気持ちの整理になった」という方もいらっしゃいます。
まずはご相談をください。
今回は「遺品整理で中古カメラを売却する5つの方法」をご紹介致しました。少しでも参考になれば幸いです。
もし「何年も保管しているカメラを手放したい」「状態は良くないが誰かに使ってもらいたい」「形見として一つ残して、その他はお片付けしたい」など、何かありましたらどんな事でも構いませんので当社カメラ専門買取店「ニーゴ・リユース」までお気軽にご相談ください。
どんなに古くて壊れていて劣化している状態でも専門スタッフがお客様の気持ちに寄り添いながら1点1点丁寧に査定いたします。カメラ1点からでも出張査定致しますので、まずは是非お気軽にご連絡ください。
ポッドキャストでもオーディオ・楽器・カメラについて話しているのでぜひお聞きください。
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