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【かんたん解説】エレキベースの魅力やおもしろさとは?ベースがバンド内で重要なパートだと言われる理由
ベースはギターと比べると認知度が低いため「どんな楽器なの?」と思う人も多いでしょう。実際に音楽を聴きながら「このベースかっこいいな…」と思いながら聴く人はかなり少数だと思います。しかし、ベースについて深掘りしていくとライブには欠かせない重要なパートだということがわかります。今回はそんなエレキベースの魅力を探ってみます。
エレキベースとは
エレキベースとは、バンドの中でも主に低音の音程を担う楽器で、元々はウッドベースの音域をギターのように演奏するために作られた楽器です。
大きな会場で遠くから見たらベースとギターは区別がつかないぐらい似ています(よく見ると持ち方などの特徴で判別できたりしますが…)
なんと言ってもエレキベースの正式名称は「エレクトリックベースギター」です。
ちなみに、エレキギターとエレキベースの違うところは主に下記の5点です。
エレキギター | エレキベース | |
弦の本数 | 6本(一般的に) | 4本(一般的に) |
弦の太さ | ベースより細い | ギターより太い |
本体の長さ | ベースより短い | ギターより長い |
ネックの太さ | ベースより細い | ギターより太い |
音域 | 中~高音域 | 低音域 |
ボディ | ベースより軽い | ギターより重い |
ギターと比べるとなんだか音質含め重厚感があるイメージがありますね。そんなエレキベースの役割はどのようになっているのでしょうか。
もともと弦楽器としてのベースは、チェロやギターの1オクターブから2オクターブ程音域の低いアコースティックの楽器として始まりました。そして元々のアコースティックベースには正確な音程を出す目印になるフレットがついていませんでした。
世界初のフレット付きのエレキベースは、1951年に発売されたFender社のプレシジョンベースです。元々はフレットによって正確(プレシジョン)な音程を出せることから名づけられました。現在では「ボディの形状」「ピックアップの構成」などが同じであれば、どのメーカーでも「プレシジョンベース」呼ばれています。
ベースの役割ってなに
OKAMOTO’Sのハマ・オカモト氏が「そもそも音楽聴いてもベースの音ってきこえにくいよね」的な話をされてました。確かにJ-POPなどは聴いてみても意外とエレキベースの音が聴こえない曲も多いです。
「じゃあ、ベースってなくても良いんじゃない?」と思うかもしれませんが、ベースには大きな役割があります。
それが曲の根源となるリズムやビートを担当しているという大きな役割です。
指揮者がいないバンド演奏の場合、ベースやドラムを中心に演奏していく事が多く、音楽を構成する上でも基準になる非常に重要な楽器なのです。その他にも、ベースがあることによって曲全体に厚みができたり、重みが生まれて臨場感や迫力を作り出すことができます。ベース音の音圧はライブ会場を盛り上げるうえでなくてはならないものです。
「ベースって音出てる?」や「ベースって目立たないから地味だよね」と言われることがありますが、それは曲の根源にあたる音域で自然とその音に溶け込んでいるから目立たないだけでとても重要なパートなのです。
ベースの魅力
ベースは弾き方で鳴り方が大きく変わります。
・ピック弾き(ピックで弾く奏法)
・指弾き(指の腹でボンボンと直接弦を弾く奏法)
・スラップ奏法(親指で弦を叩き、人差し指で弦を引っ張る奏法)
・タッピング奏法(弦を指で叩き付けたりそのまま横に弾いたりして音を出す奏法)
曲調に合わせて弾き方を変えるのはもちろん、いつも弾いてる曲を違う弾き方にするだけで全然違う曲になることも魅力の1つです。また、バンド演奏に合わせてルート音を刻んで弾くだけではなく、メロディアスなフレーズをゴリゴリの低音域で奏でたベースソロのかっこよさはとても迫力があります。
また、5弦以上の多弦ベースが使われることもあり、弦が増えるごとに低い音の弦が追加されます。そのため、より低い音を必要とするハードで重たいバンドなどで使われる事が多いです。弦が多いほど扱いは難しくなりますが、ときにはギターに負けない派手さも生まれます。基礎となる音を生み出す重要な楽器なので、失敗が許されない分ギターよりも責任が重大なパートになります。
バンドになくてはならないのがベース
重厚感のある低い音で曲全体をまとめるエレキベースはライブ会場全体を支配するほどのパワーがあり、バンドのなかでも重要なパートです。ギターと比べると短い練習時間で音楽としてカタチになると言われており、短期間でバンドメンバーとして参加できることも魅力の1つです(ただし深掘りしていけばとても奥の深い楽器とも言われています…)
もし音楽を聴いていてベースの心臓まで響く重低音に魅了されたのであれば、これから始めてみるのはいかがでしょうか!
今回は「【かんたん解説】エレキベースの魅力やおもしろさとは?ベースがバンド内で重要なパートだと言われる理由」についてご紹介しました。
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