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終活でオーディオを手放す5つの方法
ここ数年、終活という言葉がだいぶ広まってきました。
終活とは「人生の終わりのための活動」のことを指します。
自身が亡くなったときに残されたご家族の負担が少しでも軽くなるように家の物をお片付けされることは大切な事です。
しかし、終活を始めようにも「どこに頼んでいいかわからない…」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。オーディオ1つ手放すにしても「自治体回収に依頼する」や「買取業者に頼む」など方法は様々。回収費用や売却金額などお金が絡む事なので損はしたくありません。
今回は年間数百件以上オーディオの終活を担当させていただいる私が中古オーディオを手放す際に後悔しないための5つの方法をご紹介致します。
目次
オーディオを終活で手放した方が良い理由
オーディオは基本的に「大きい」「重い」物が多いです。お片付けをしないままに亡くなってしまうと、残されたご家族が代わりにお片付けをすることになります。残されたご家族にも仕事や日常生活があるので遺品整理をするのは肉体的・精神的にも負担が大きいはず。
そのため、終活でオーディオのような大きな物を手放して、ご家族の負担を少しは軽くしようという方は多くいらっしゃいます。
中古オーディオを手放す5つの方法
ご家族やご親族とも相談し、オーディオをお片付けすることが決まったら手放す方法を考えなければなりません。
もちろん、身近な人に使う人がいればそのまま大切に使ってもらうのも良いでしょう。ただし「古いオーディオなので使う人がいない」「そもそも使い方がわからない」という事であれば思い切って業者やサービスを使って手放すという方法もあります。
今回は終活でオーディオを手放す方法を5つご紹介致します。
結論、どれが一番良いという方法はありません。メリットとデメリットを考えながら一番良いと思う後悔しない方法を選択することが大切です。
①自治体回収を利用する
終活で処分・お片付けをする上で一番選ばれている方法です。
処分の方法は、指定された処分場に持ち込みをして「〇〇kgで〇〇円」といった内容で支払う「持ち込む方法」や、大きさや内容に応じた専用シールをコンビニ・郵便局などで購入し、処分したい物に貼り付け、指定された回収日に指定の場所に置く「回収してもらう方法」があります。手数料の相場は地域によっても異なりますが、回収の場合だと大体200円〜2,000円程度です。
民間の企業に依頼するのと違って、捨てるための費用の一部は税金で賄われている事もあるので比較的低い料金で処分することが可能です。小さなオーディオであれば物によっては燃えないゴミで処分できますが、スピーカーのように処分に困るようなものを手放すときに最適です。
ただし、自治体回収はあくまでお金を払って処分することになります。仮に数千数百円で売れるものが含まれていても現金化することは出来ません。オーディオは古くても値が付くものも多いので諦めず相場を調べてから決定することが大切です。
②不用品回収業者に依頼する
こちらは終活で処分・お片付けをする上で一番楽な方法です。
不用品回収業者を利用すれば、自身で物を運んだり移動したりせずに業者の手によって処分することができます。
「オーディオ以外にも大量の不用品を片づけたい」「面倒だから人の手を借りたい」といった方には最適です。
ただし、不用品回収業者に依頼した場合、コスト面を考えるとかなり割高です。
業者によってはラック含めオーディオ一式で10,000円以上かかる事も当たり前にあります。
他の処分方法よりも費用が高くなるため、料金設定に関しては必ず具体的に確認してから依頼することが大切です。
お片付けしたい物のなかには「①自治体回収を利用する」で対応してもらえない物や、ご自身で移動できない物もあるかもしれません。そういった物のみ不用品回収業者に依頼するなど使い分けをするのも良いかもしれません。
③リサイクル(リユース)ショップに売る。
「物を手放す」と聞いて思いつくのが近所の馴染みのあるリサイクルショップの存在です。
利用した事のあるお店であれば持ち込むハードルも低く、全国的なチェーン店であれば市場価格や全店舗の買取データを参照しているため、適正な価格での売却できるというメリットがあります。
ただし、一つ注意しなければならないのが「どこまで専門的にオーディオを扱っているか調べる必要がある」という点です。
お店によってはそもそも買取金額が期待できない場合もあります。また、古いモノや壊れているモノなど店内で売れないようなオーディオは買い取れないという事もあるようです。またオーディオは重い物が多いので「持ち込みをしたが返された…」なんてことにならないよう事前にサイトや店頭で確認した方が良いでしょう。
④個人売買する。
買取業者を通さずともメルカリやYahoo!オークションなどで個人売買するという方法があります。売値を自分で設定することも出来るとても魅力的なサービスです。
売値に関しても業者に頼むより高い金額で売れる場合が多いです。
ただし、オーディオの売買には商品知識が必要です。
いざ、売ろうと思ったときに「オーディオの動作確認」「状態のチェック」「商品の撮影」
「説明文を考えて出品」「購入者とのメッセージでのやりとり」「発送中に商品が壊れないように丁寧に梱包」など様々な工程が発生します。特にオーディオは重い物で尚かつ精密機器なので梱包に関しては間違いなく面倒な部類です。
また、購入者は出品画面の画像や商品説明の文章を頼りに、商品を購入していくのである程度のオーディオの商品知識がないと厳しい場合があります。なんとなく他の出品者のページを真似して出品したとしても、お客様とのメッセージでのやり取りが発生した際にそれなりに専門的な説明が求められる事もあります。また、落札すると8〜10%程度の落札手数料が引かれるので売れた金額がそのまま手元に入るわけではありません。
その他にも、クレームが起きた場合は送料は出品者負担で返品になる場合もあるのでそれなりの覚悟が必要です。
⑤オーディオ専門買取店に売る。
「餅は餅屋」ということわざがあります。
オーディオはオーディオ専門買取店に査定に出せばまず間違いないでしょう。買取金額にも期待出来ます。
また、専門買取店は再販ルート(売り先)が豊富にあるため「古い」「故障している」場合でも対応できる商品の幅が広いという利点があります。そのため、一般的なリサイクルショップで対応できないようなオーディオでも査定金額が付く場合が多いです。
また、レコードプレイヤーの査定にしてもカートリッジやトーンアーム・インシュレーターまで一つ一つ丁寧に査定するので「適当に整理したくない」という方にピッタリな選択肢と言えます。
また、出張買取がある場合は店舗に行かなくても自宅まで来て査定してもらえるというメリットがあります。オーディオは一人で持ち運べないような「大きな物」「重い物」が多いため搬出の負担が少ないのは大きなメリットです。「やることが多くて手が回らない」という方にも比較的に負担なく売却出来ます。
ただし、デメリットとしては専門店ゆえに「買取出来る範囲が限られている」という点があります。家具や衣類などのモノを依頼したとしても対応できない場合が多いので事前に確認が必要です。また、一つ一つ査定するために「査定時間が長い」という点もあります。20点依頼したら1時間ほど掛かったなんて場合もあるので予め余裕を持って予定を組む必要があります。
「オーディオを手放すうえで大切な事」
終活をされる方の中には「まだ使えるものだし捨てるのはもったいない…」という方もいらっしゃいます。オーディオは高価な物なのでお気持ちは痛いほど分かります。
ただし、その「捨てる」という感覚を「一番最善の方法で手放す」という感覚に変えることによって少し前向きな気持ちで終活に向き合えるかもしれません。
また、お片付けはご家族ではなく「買ったご本人が立ち会う」という点がかなり重要です。
仮に亡くなった後にご家族が遺品整理業者などに頼むと適正な査定金額が付かないこともあります。せっかく大切にされていたオーディオ類が一つ一つ査定されず「まとめて〇〇円」なんてこともあるのです。
一番悔しいのは最終的によくわからない業者に適当に買い取られて「〇〇さんが使っていたオーディオ意外と安かったね…」と言われてしまう事です。
そういった事にならないためにも買ったご本人が最後までお片付けに立ち会うという事はオーディオを手放すうえで大切な事なのです。
まずはご相談をください。
今回は「終活でオーディオを手放す5つの方法」をご紹介致しました。少しでも参考になれば幸いです。
もし「家族からそろそろ片付けてくれと言われた」「状態は良くないが誰かに使ってもらいたい」「使わないオーディオだけでも手放したい」など、何かありましたらどんな事でも構いませんのでオーディオ・楽器・カメラ専門買取店「ニーゴ・リユース」までお気軽にご相談ください。
古くて壊れていて劣化している状態でも専門スタッフがお客様の気持ちに寄り添いながら1点1点丁寧に査定いたします。オーディオ1点からどこへでも無料出張査定でお伺いしますので、まずは是非お気軽にご連絡ください。
ポッドキャストでもオーディオ・楽器・カメラについて話しているのでぜひお聞きください。
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