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メーカーによるベース弦に音の違いはある?楽器査定士が徹底検証! 

~ダダリオ・アーニーボール・インナーウッド編~

ベースの弦って色々なメーカーがありますよね。
価格帯はほぼ一緒なのに何が違うのか分からないっていう方も多いのでは無いのでしょうか。

今回そんな方のお悩みを少しでも解消出来ればと思い有名メーカー2社D’Addario社とERNIE BALL社、筆者が愛用しているメーカーInnerWood社の3社の弦をレビューしていきたいと思います!
※使用するベースは筆者愛用のFender Jazz Bassを使用します。

使用する弦はラウンドワウンド弦を使用。

ゲージ(太さ)は一緒なものを用意しました。
(1弦から45、65、85、105となります)

文字ではなかなか伝わりにくいかと思いますので、PCに繋ぎ音の波形を写真に撮ります。
波形で弾くのは開放弦(何も押さえない状態)のみになります。
演奏方法は指弾きになります。

こんなに出る!ベース弦別波形の違い

それでは本編!に行く前にまずは波形だけを見てどの波形がどのメーカーなのかを当ててみて下さい!(4弦開放で弾いた時の写真です)

波形を見ると均一になっている波形もあればそうでない波形もありますね。
さて、皆様どの波形がどのメーカーか分かりましたか?

正解は…
1.D’Addario
2.ERNIE BALL
3.InnerWood

正解された方、おめでとうございます!
同じ4弦でも波形で見ると少し違って見えますね。
それでは各メーカー細かなところを解説していきたいと思います!

D’Addario NICKEL WOUND (45-105)

1つ目に紹介するのはD’Addario社のベース弦です。

弦の特徴としては弦のエンドボールが色で分かりやすく見分けが着くようになっています。

箱を開けるとこのように袋に入ってます。
さて弦を交換していきます。

張り替え作業がなんとも言えないですね(笑)
張り終えました。

ブリッジエンドはこのようになっています。

早速音を出してきます。

4弦開放時

3弦開放時

2現開放時

1弦開放時

全体的にバランス良く音が出ていますが、個人的にドンシャリな感じがしました。
低音と高音の出力がすごく主張してました。
明るく煌びやかな音がするのでギターロック、ロックを好む方には相性の良いベース弦かと思います。

ERNIE BALL Hybrid Slinky (45-105)

2つ目に紹介するのはERNIE BALL社から発売されているベース弦です。

ERNIE BALL社と言えばエフェクターや楽器も販売していますね!
袋から出すと各弦また袋に入っていますので初心者の方にはわかりやすいですね!

それでは張り替えていきたいと思います。

張り替え終わりました。

ブリッジエンドはこんな感じです。

それでは音を出していきます。

4弦開放時

3弦開放時

2弦開放時

1弦開放時

D’Addario社と比べ非常にバランスが良く感じました。

どこの弦が大きいとかということもなく、オールジャンルに合う弦という印象でした。

ただ個人的な感想ですがD’Addario社と比べ少しダークな印象を受けました。

意外とヘビーメタルとかと相性がよさそうな弦でした。

InnerWood 頑固弦 (45-105)

最後にご紹介するのはInnerWood社から発売の頑固弦でございます。

InnerWood社は1985年に東京都調布市でギター・ベース工房として創業した会社になります。

その後、2020年まで楽器本体の販売を終了し、現在はベースの弦やパーツアクセサリー等の販売を行っております。

筆者が愛用している弦でして、今回どうしても紹介したかったので紹介しました(笑)

袋から出す…というよりこのような状態で売られています。前2社と比べどれがどの弦みたいに分かりやすくはなっていませんが、この黒の飾り糸がオシャレです。

では張り替えていきます。

張り替え終わりました。

音を出してきます。

ブリッジエンドとヘッドの飾り糸はこの様になっています。

クールな飾り糸ですよね!

それでは音を出していきます。

4弦開放時

3弦開放時

2弦開放時

1弦開放時

前2社と同じでバランスよく出ています。

ERNIE BALL社と同じでオールジャンルに合うベース弦かと思いますが、D’Addario社の様に音が煌びやかな感じに聞こえました。

個人的にはポップス、ロックにとても良く合うと思いました。

筆者が頑固弦を使用し始めてから約5年ほどになります。

使用前はD’Addario社の弦を使用していたのですが、当時やっていたジャンルがポップスとロック。

曲の重低音も残しつつメロディアスな音もはっきりと聴こえる弦はないかと楽器屋さんに相談したところ、頑固弦をおススメされ現在に至るまで使用しております。

価格も2,000円を切るというのも魅力の一つです(笑)

まとめ

弦にも色々と特性がありますね!

筆者も格弦の波形をじっくりと見た事がなかったので、今回の記事(実験)を書いてみて色々な発見が出来てとても楽しかったです!

ただ・・・張り替え→音出し→張り替え∞を繰り返していたので丸一日ベースに費やしてしまいましたが…(笑)

ベープ本体にも個体差はありますのでこの記事を参考にベース弦を選んで頂ければ幸いです。

また「使ってないベース弦がまとめて10~30個ほどあってどうすればいいのか」「源が切れたままで放置していたベースがあるけど、買ってくれる所があるかわからない」とお悩みの方がいらっしゃいましたら、是非ニーゴ・リユースにご連絡くださいませ!

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