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【徹底解説】永久不変の人気モデル!エレキギター界の革命児、フェンダー テレキャスターを比較してみた

説明不要の2大ギターメーカーの1つであるフェンダー(Fender)。
創始者であるレオ・フェンダーが1946年にフェンダー社を設立して以来、
数々のモデルを世に送り出し、現在も世界中のミュージシャンから愛され続けるブランドです。
愛用しているアーティストも音楽の歴史を作ってきた偉人達ばかり、
その製作技術の高さ、往年のフェンダー・サウンドは今もなおプレイヤーを魅了させ続けています。

テレキャスターとは?

1949年、フェンダーから発売されたエレキギターです。それまでのエレキギターは、ギブソン ES-335に代表されるようなセミアコやフルアコが一般的だったところに、
ボルトオンネックのソリッドボディという、当時としてはギターの概念を覆すようなスタイルで登場しました。
ネックとボディと別工程で制作できたり、正面のメタルプレートにコントロール類を配置する等により、製造コストダウンをもたらし、メンテナンス性も大きく向上しました。

ピックアップはシングルピックアップを2基搭載。
フロント側には細型タイプに金属のカバーがついたもの、リアは通常サイズのシングルをブリッジにマウントさせています。
金属のカバー、金属のブリッジプレートにマウントしている影響もあり、硬質的かつトレブリーな音質です。
テレキャスターは年代による木材やピックアップでモデルによる変化はあれど、基本的な音質の方向性は似ていると思います。
発売当時から現在に至るまで、プロ・アマを問わず幅広く愛されているモデルです。

テレキャスターの種類

現在に至るまで、さまざまなモデルが登場しているテレキャスターですが、
ヴィンテージスタイルは50年代、60年代、70年代のものが代表的です。
60年代後半からリリースされた派生モデルも併せて紹介していきます。
また、僭越ではありますが、自分が触った所感も簡単に綴っていきたいと思います。
主に触る機会の多かった、日本製のモデルでの感想になります。
ここは完全に筆者の主観になるので、あくまで参考程度にお考えください!

・1950年代 -50s Telecaster-

50年代前半は、所謂ブラックガード期と言われる、黒のピックガードが採用されていた時期です。
アッシュボディ、1ピースのメイプルネック、2シングルPU、3WAYセレクターの仕様ですが、
52年くらいまでのモデルはネジがマイナスビスになっているのが特徴。USAのヴィンテージシリーズ、日本製などのレギュラーモデルは52年の仕様を採用していることが多いです。

この年代はバタースコッチブロンド(BTB)という、ホワイトブロンドが経年変化で変色した、飴色のカラーが人気です。
50年代後半はホワイトガード期、白のピックガードが採用された時期です。基本的なスペックは同様ながらも、ブリッジパーツ、ノブ、塗装フィニッシュの変更等が行われています。
変色しづらいフィニッシュになったため、BTBのような色合いに変化することはありません。

50sのモデルは日本製のTL52-TXをよく触っていました。

テキサス・スペシャル・ピックアップを搭載していることもあり、
アッシュらしい芯のあるクリアなトーン、ハイとローが際立ったメリハリのあるサウンドが印象的です。

リイシューらしくマイナスビスも踏襲されており雰囲気も良し!
USAのピックアップも搭載し、フェンダーサウンドを出せる非常にコスパの良い機種だと思いました。

・1960年代 -60s Telecaster-

ボディがアルダー材になり、指板がローズウッドに変更された時期になります。ストラトキャスターと同様に、50年代がメイプル、60年代がローズウッドといった仕様です。

62年を境に、指板がフラット目なスラブボードからアールのついたラウンドボードに変更されています。
リイシューモデルは62年をベースにされていることが多いです。
ボディに白いバインディングが施されたテレキャスターもリリースされています。

66年以降は、フェンダー社の体制変更の為、
メーカーロゴがスパゲッティロゴからトラディショナルロゴに変更となりました。
テレキャスターのモデル名の表記も同じく変更されています。
ピックガードが3プライのホワイト、ペグはFキーに変更となり、
68年以降になると、塗装がラッカーからポリエステルに変更となりました。
この仕様は70年代モデルにも引き継がれています。
また、69年にはテレキャスターの派生モデルがいくつか誕生しました。

60sでは、日本製のTL62Bを触る機会が多かったです。
テレキャスターらしいキレのあるサウンドは変わりませんが、
アルダーボディになったこともあり、52モデルと比較するとミドル域が豊かになっております。
こちらもテキサス・スペシャル・ピックアップを搭載されており、上記の点も相まってドライブ感のあるサウンドです。
個人的にはテレキャスターの中ではバランスの取れたサウンドで、一番汎用性が高いのかな?と思います。

TL62Bはボディにバインディングが施された仕様で、エイジドピックガードが装着されていたこともあり、見た目も良かったです!

・1970年代 -70s Telecaster-

基本的には68年以降の仕様が踏襲されていますが、ボディ形状に変更がありました。また、ストラトキャスターと同様に70年代を象徴するナチュラルカラーが登場しました。
現在まで人気が高い仕様で、71年のリイシューはナチュラル、72年はほかのカラーでも展開されています。

シリアルナンバーがジョイント部分から、ヘッドロゴ下に印字されるようにもなりました。
日本製モデルTL71/ASHを触る機会がありましたが、
70年代のモデルはカスタムやシンラインの流通が多く、通常のテレキャスターの70sは、50s/60sに比べると少ない印象です。
アッシュボディを採用していることもあり、52モデルに近い性格です。
ピックアップはUSAではないので、ファットでドライブ感のあるサウンド、というわけにはいきませんが、歯切れの良いブライトなトーンは言うまでもなくテレキャスサウンド。
トラロゴやアッシュボディがお好みならアリではないでしょうか。

69年以降に生産され、様々なキャラクター性を持った派生モデルたち

・テレキャスター・カスタム -Telecaster Custom-

72年に登場した、フロントにはワイドレンジハムバッカー、リアにはシングルコイルを搭載したテレキャスター。
2Vol、2Toneのコントロール類で幅広いサウンドメイクが可能。

また、3点留めボルトの一番下にある小さな穴から専用の工具を使用することにより、
ネック自体の角度を調整することができるマイクロティルトも搭載されています。
これにより、ギブソンレスポールの様に斜めにする事でテンションの違いや、より太いサウンド造りを可能にしました。

様々なプレイヤーが使用していましたが、日本ではTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのアベフトシ氏が使っていたのが有名ですね。ハムバッカーを搭載していることから、ロックなどでよく使われていた印象です。
実際触ったことがあるのは日本製のTC72ですが、
フロントにはパワーのあるハムバッカーが搭載されており、ファットでありながらもアッシュ材ならではのタイトなサウンド。
リアのシングルコイルはブライトで鋭いトーンの、所謂テレキャスターサウンド。
それぞれ単体で使うことで様々なジャンルに活用できます。
ミックスサウンドも独特なものがあり、それぞれにボリューム・トーンが設けられているので微調整も可能です。ブラックのボディに4つのアンプノブがついているのが、ヴィンテージ感があってカッコイイですね。

・テレキャスター・シンライン -Telecaster Thinline-

69年にはセミソリッドボディを採用したTelecaster Thinlineが登場しました。
ボディ材はアッシュとマホガニーの2種がラインナップされ、1972年にFenderオリジナルのハムバッカーであるワイドレンジハムバッカーを搭載するようになりました。

日本製モデルTN72はアッシュボディに、フェンダーオリジナル・ハムバッカーを2基搭載。
ギブソンのギターにも負けないメロウなサウンドから、シンラインならではのシャキッとしたトーンも出せます。
歌を邪魔しないトーンキャラクターはギターボーカルの方にもオススメです。
通常のテレキャスよりも軽量な点は、ステージで使うのには大きいポイントかもしれませんね。マホガニーのモデルも基本的な音質は同様ですが、アッシュに比べるとより低、中音にシフトした音質となります。

また、ソリッドギターのキンキンとしたサウンドにどうしても馴染めない方にも手にしやすいサウンドです。
ジャズ、フュージョン、ブルースからロックまで幅広く使える汎用性もあり、
2ハムの為フェンダー特有のシングルノイズがない点も魅力です。
カスタムとシンラインはヴィンテージモデルに匹敵する人気があり、現在では価格も上昇しています。

・オールローズ・テレキャスター -All Rose Telecaster-

1968年から数年間のみ少数生産されたオールローズテレキャスター。
ジョージハリソンの使用によって、現在でも非常に高い人気を誇るモデル、
ヴィンテージのオリジナルモデルのみならず、リィシューモデルでも非常に本数が少ないモデルです。

ボディ/ネック共にローズウッド材を使用している、全てのエレキギターを見ても非常に珍しい構成。
セミホロウ構造のローズウッド・ボディは、センターに薄いメイプル板を挟んだパンケーキ構造となり、ネックはローズウッドのワンピース。
癖の少ないやや薄めのネックグリップに、ヴィンテージスタイルの細いフレット&184Rの指板ラディアスというネック周り。

日本製TL69-900を初めて触ったときは感動したものですが、
セミホロウの作りとは言え、やはりローズウッドのボディは重かったですね・・・
通常のテレキャスと同じようなブライトでなトーンではあるものの、
ホロウボディならではのメロウさもあります。似たようなモデルだとウォルナットボディのテレキャスター等もありますが、ローズボディに比べると丸みがある音だったのを思い出しました。人と違うモデルを使いたい方、もしくはビートルズがお好きな方は必見!ですが、今は日本製でも高騰しており、なかなか手が出しづらいですね。

・Telecaster Blue Flower/Pink Paisley

60年代後半にフラワームーブメントを受けて登場したペイズリー&ブルーフラワーのテレキャスター。

壁紙を貼ったボディの上にクリアな塗装を吹きつけ、押し花のように仕上げます。
惜しくも70年代には生産がストップしますが、その独特なルックスは現在も人気が高く、
日本製で復刻されたり、カスタムショップなどで製造されることもあります。

現在まで様々な仕様でリリースされる、ロングセラーモデル

以上がテレキャスターとして代表的なモデルになります。
22フレットを採用したもの、ピックアップを2ハムにしたもの、またはシグネチャーモデル等々、様々な仕様があります。
当然ですがフェンダー以外のメーカーでもテレキャスタータイプは数多く製造されております。
フロイドローズ搭載、P-90を2基搭載等、含めると最早紹介しきれないくらいです。
今回記事を作成するに至って、過去に触れた日本製のモデルを思い返していましたが、
フェンダージャパンのモデルは非常に出来が良く、組み込みの精度は言わずもがな、ピックアップや電装関係を触るだけでUSAに迫るサウンドにできることもあり、大変コストパフォーマンスが高いです。ブランドがなくなってしまったことも相まって、今は相場が少し高めで推移していますが、
これこそフェンダージャパンの価値を証明しているとも言えるのではないでしょうか。
いつかフェンダージャパンの魅力を語る記事を書いてみてもいいかもしれないと思いました!
ルックスやサウンド特性、プレイヤビリティ、推しのミュージシャンが使っている等、好きになる要素は様々ですが、現代に至るまで圧倒的な人気を誇るエレキギター「テレキャスター」のご紹介でした!

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