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日本が誇る有名ベーシストが使用しているベース5選!Fenderだけじゃないあのメーカーも!
ベースといえば、グルーヴを生み出し、バンドの安定感やまとまりを支える重要な役割を果たしています。いわば、音楽の「土台」とも言える存在です。
しかし、ベースが担うのはそれだけではありません。圧倒的なラインとリズムから生み出されるメロディーには、それぞれの個性が光ります。その結果、時にはバンドの花形とされるボーカルよりも目立つことさえあるでしょう。実際、多くのバンドの中で、ベーシストの名前が他のメンバーよりも広く知られているケースも少なくありません。
今回ご紹介する5名は、技術的なセンスはもちろん、唯一無二の個性や存在感を放つベーシストたちです。彼らは多くのベースプレイヤーが目標とする「ロールモデル」としても知られています。
そんな彼らが愛用するベースにも注目しながら、その魅力をご紹介していきます。
なお、以前の記事では、日本のギタリストが使用しているギターを紹介しています。興味のある方は、ぜひ下のリンクからご覧ください。
https://25reuse.com/blog/37450/
OKAMOTO‘S ハマ・オカモトさん Fender Hama Okamoto Precision Bass
OKAMOTO’Sは、中学校時代の同級生4人で結成されたバンドです。メンバー全員が「岡本太郎」好きであることから、全員が「オカモト」という姓を名乗っています。
結成当初は別のベーシストが在籍していましたが、結成3年目に脱退。その後、新たに加入したのがハマ・オカモトさんです。
2010年、彼らはアメリカ・テキサス州オースティンで開催された音楽イベント『SXSW 2010』に史上最年少で出演。その後、全米6都市を巡るアメリカツアーを成功させました。同年5月26日には、ソニー・ミュージックエンタテインメント傘下のアリオラジャパンよりメジャーデビューを果たしています。
さてハマ・オカモトさんが出す音色を実際に聞いていただきたい。
おすすめ動画としてはBOBOとハマ・オカモトのセッション動画になります。
https://www.youtube.com/watch?v=dCF9Dp7IYL8
かっこいいスタイルで演奏する中にも、一音一音を大切に鳴らし、楽しんでいる様子が伝わってきます。
お互いに「気持ちいい」と感じるリズムを作り出しながら、まるで相手を試すように、時には煽るような空気感やメロディーが生まれる。そのやり取りは、見ているだけで引き込まれる面白さがありました。
さてそんなハマ・オカモトさんが愛用しているベースはFender Hama Okamoto Precision Bassで細部にわたるまで拘りつつ10万円を切る価格帯を想定し作られたハマのシグネチャーモデル、自身もライブ等で使用されています。
なおコチラのギターについては以前の記事で詳しく解説していますので、以下のリンクからご覧ください。
https://25reuse.com/blog/6129/
東京事変 亀田誠治さん Fender Jazz Bass1966年製
東京事変といえば、シンガーソングライターの椎名林檎を中心に、2003年に結成されたバンドで、2012年2月29日の日本武道館公演をもって活動を終了していましたが、2020年に「再生」と称して解散時のメンバーで再始動しています。
亀田誠治さんは椎名さんからの誘いでバンドメンバーに加入しベースを担当しています。
40歳にして念願のバンドデビューを果たし、ミュージシャンとして日本武道館のステージに立つという25年越しの夢を実現したという話は有名です。
さてそんな亀田さんが愛用しているベースはFender JB66B。
20歳の時に購入し、60歳になった今でも愛用している思い出深いべ-スです。
Fender JB66Bは名前の「JB66B」からも分かるように、1966年スタイルのデザインを基にしています。フェンダージャパンの細部へのこだわりとヴィンテージスタイルを再現し、メイプルネックにローズウッドの指板、60年代を意識したやや細身なつくりが特徴です。
亀田さんのベースの音色が気になるという方はぜひyoutubeで検索してみてください、丸の内サディスティックの講座やセッション動画を見ることができます。
私は2020年のライブ映像で今夜はから騒ぎ from ニュースフラッシュの動画をおすすめします!
歌詞の内容が少々難しいですが、大人の色気を感じるメロディーになまめかしいベースの低音が非常にお洒落です。
気になる方はコチラのリンクからご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=-51Rcms-xCg
X JAPAN 沢田泰司さん Killer IMPULSS Black Rose
沢田泰司さんは、世界的に有名なバンドX JAPANのベースを担当していたミュージシャンで、音楽ジャンルは主にハードロックとメタルです。彼の演奏スタイルには、ピック弾きや人差し指と薬指を使ったアポヤンド奏法、さらに右手の親指で弦を叩くように弾くスラップ奏法(チョッパー)が特徴的です。これらのテクニックは、多くのバンドマンに影響を与え、彼の奏法を真似して練習する人が続出しました。また、沢田さんのベースソロには速弾きやライトハンド、両手タッピング(ボスハンド奏法)、さらにはスラップを多用したテクニカルなプレイが展開され、聴衆を魅了しました。
そんな沢田さんが愛用していたと言われるベースがIMPULSS Black Roseです。
ご覧の通り、ボディの形状は独特で、Killerならではのデザインです。特に特徴的なのは、Black Roseフィニッシュです。このフィニッシュは、孤高でありながらも隠しきれない派手さを持ち合わせており、非常に魅力的です。
発売当時は300本もの受注があり、生産が追いつかなくなるという伝説が残っています。
音の特徴としては、プレシジョンバースに搭載されているスプリットコイルタイプのピックアップとジャズベースに搭載されているシングルコイルピックアップなのでオールマイティーに使用できるベースです
そんなIMPULSS Black Roseは中古価格でおよそ18万円程度で流通しているのを目にします、市場ではあまり見かけることがないレアアイテムですので興味がある方はぜひネット等で調べてみてはいかがでしょうか?
JUDY AND MARY 恩田快人 BURNY MB-95Y
恩田快人さんといえば2000年まで活動していたJUDY AND MARYのメンバーでベースを担当していました。JUDY AND MARYのヒット曲といえば「そばかす」や「Over Drive」などが有名で、カラオケなどでは懐かしソングとして現代の若者にも愛され続けている楽曲として、多くの人に親しまれています。
最近の恩田さんの活動といえば、「堂本兄弟」というフジテレビのバラエティー番組で堂本ブラザーズバンドとしてレギュラー出演していました。
ちなみにお正月番組として2024年12月30日の11時より1年ぶりに番組が復活するとのこと!
気になる方はぜひ番組をチェックしてみてくださいね!
さてそんな恩田さんが愛用しているベースと言えばBURNY MB-95Yが有名でしょうか。
真っ赤なカラーと左右非対称の形状は、まるで炎を表現しているかのようなギターで、ロックらしさが全面に出ている印象を受けます。さらに、Pタイプのピックアップが2つ搭載されているのも大きなポイントです。通常、ベースにはPタイプのピックアップが1つというのが一般的ですが、このモデルは2つ搭載されており、その迫力には明らかな違いがあります。
このベースを持って立っている姿は、圧倒的な存在感を放ち、目を惹きます。髪型が特徴的だから目を引くという意見もありますが、全体的に見ると、90年代の派手さを感じさせ、当時のロックシーンの流行を象徴しているようですね。
RIZE KenKen Atelier Z BK-4
KenKenさんといえば、ロックバンドRIZEのベーシストとして知られています。胸下まで伸びたロン毛にシルクハットをかぶった姿が印象的ですよね。
下北沢出身のKenKenさんは、家族全員がミュージシャンという音楽に囲まれた環境で育ちました。1997年にRIZEを結成し、2017年には初の武道館ライブを成功させています。
彼は「低音のカリスマ」と呼ばれ、バンドでの演奏だけでなく、CM曲の提供など幅広い活動を行っています。たとえば、2014年頃のUNOのCMで流れていたBGMは、KenKenさんが手がけた楽曲です。一度は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
気になる方はコチラのリンクからご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=3BYthra0Q-w
そんなKenKenさんが愛用しているベースはAtelier Z BK-4です。
株式会社ATELIER Z ギターワークスは、東京都中野区に本社を構える日本のギターメーカーです。その楽器はプロからアマチュアまで幅広い層に愛用されています。
2016年には、KenKenのシグネチャーモデル「BK-4」が発売されました。このモデルは、ステージの照明に映えるミラーピックガードを採用し、デザイン性と実用性を両立しています。また、プリアンプにはKenKenが以前使用していたm#245を基に、使い慣れたバルトリーニXTCTを搭載。さらに、DチューナーにはKenKenのロゴが施されるなど、細部までこだわりが詰まった一本です。
細かな点でいえば通常のジャズベースタイプに比べフレット数が24フレットと多いのも特徴です。
ハイポジションも弾けるのでメロディアスなベースラインを好む方にはお勧めです。
ちなみにKenKenさんのギターにはダンガンロンパというゲームに登場するモノクマのステッカーが貼ってあり、ゲーム好きという一面が垣間見れます。
ただ『ダンガンロンパ』が好きというのは意外でした!
気になる方は、ぜひネットなどで詳しく調べてみてください!
まとめ
さて、日本の有名ベーシスト5名と、彼らが愛用する楽器をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
名前は知っていたけれど、どのバンドに所属しているのかまでは知らなかった、という方もいらっしゃるかもしれません。
ベースというと、バンドの中では比較的目立たないポジションとして見られがちで、どうしてもボーカルやギターに注目が集まることが多いですよね。
しかし、今回ご紹介した5名のベーシストたちは、圧倒的な技術力と個性的なキャラクターで、強烈な存在感を放っています。
彼らはこれからも、多くの人に憧れられ、ロールモデルとして語り継がれていくことでしょう!
最後に、ニーゴ・リユースではギターやベースなど楽器の専門買取を行っております。以前はバンドをしていて弾いていたが、最近は弾いていないな、新しいギターがほしいから元手にしてみようかなとお考えの方は、ぜひニーゴリユースにご相談ください。どんなに古くて劣化している状態でも、商品1点から専門スタッフが無料で出張査定いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
YouTubeでも音楽とカメラの歴史を紹介していますので是非ご覧ください!