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触れずに演奏、不思議な楽器!雑誌の付録のテルミンを実際に演奏してみた

世の中にはギターやピアノなどの定番の楽器だけではなく、少し変わった楽器も存在します。楽器の買取を行っていると、時には「こんな楽器があるの?」と思わず驚いてしまうような珍しい楽器と出会うこともあります。

今回ご紹介する楽器はテルミンです。

テルミンは、世界初の電子楽器 。テルミンは楽器に触れずに手をかざすだけで演奏するという非常に珍しい楽器です。独特な演奏方法が有名なことから名前だけは聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

そんなテルミンですが、先日、物置部屋を掃除していたところ、以前購入した「テルミンが付録の雑誌」を発見しました。

実は発売当時、「テルミンを実際に聴きたい!」「演奏したい!」と思い購入したものの、買ったことで満足してしまい、そのまま物置部屋へ・・ それ以降、すっかりその存在を忘れていました。
今回の掃除をきっかけに久しぶりにその存在を思い出し、「せっかくだから実際に組み立てて演奏してみよう!」と思い立ちました。


そこで今回は、テルミンの歴史や仕組みを簡単に紹介しながら、実際に付録のテルミンを組み立てて演奏してみた感想をお伝えしたいと思います。

テルミンとは?

テルミンは楽器に触れずに手をかざすだけで音程や音量を操ることができる電子楽器です。『フォンフォン・・』というような、どこか「宇宙っぽい」「不穏」と感じるテルミンの響きは、SF映画やホラー映画の効果音やBGMとして活用されてきました。

ここでは最初に、簡単ではありますがテルミンの発明の歴史、仕組みなどについて解説していきます。

テルミン発明の歴史

1920年頃、テルミンは、ロシアの物理学者 レフ・テルミン によって発明されました。

当初は電子工学の実験中に偶然生まれた技術を使って楽器として発明されました。1928年にはアメリカで特許を取得し、国内や欧米各国で演奏ツアーを行いました。

テルミンは「世界初期の電子楽器」として注目されましたが、第二次世界大戦や冷戦などの影響で一時期表舞台から姿を消してしまいました。

しかし、1950年代にはホラー映画やSF映画で「不気味さ」や「宇宙的な雰囲気」を表現する楽器として大きな役割を果たし、再び脚光を浴びることとなりました。

テルミンの歴史については、1993年に発表されたドキュメンタリー映画もあるのでもっと詳しく歴史や背景が気になる!という方は、そちらをご覧になるとよさそうです。

仕組みと演奏方法

テルミンは、縦と横の2本のアンテナと内部の電子回路で構成されています。
演奏者は楽器に触れず、空中で手を動かすことで流れる電子音をコントロールします。

右手側の垂直アンテナ
音程(ピッチ)を操作します。近づけると音が高く、離すと低くなります。

左手側の水平アンテナ
音量(ボリューム)を操作します。近づけると音が小さく、離すと大きくなります。


音が出る原理は、高周波発振回路を2つ使い、それぞれの周波数の差(ビート周波数)を可聴音に変換するというものです。手の位置がアンテナと回路の静電容量を変化させ、その結果として周波数が変化し、音程や音量が変わります。

ピアノの鍵盤のように押せば正しく音が出るという判りやすい造りではなく、手の位置によって音程を探していくため、わずか数ミリの手の動きが音程に大きな影響を与えます。このため、テルミンは音が出るのは簡単だけど演奏するのは難しい楽器と言われています。

テルミンはどこで手に入るの?

テルミンは、演奏者が少ないため需要が限られています。そのうえ、製造しているメーカーが世界的にも少なく、生産台数も少ないことから、本格的なモデルは10万円以上と高価になり、気軽に手を出しにくい楽器です。

こうした理由から販売数も伸びにくく、日本でもテルミンの購入はできますが、一般的な楽器店ではほとんど取り扱いがありません。購入する場合は大型の楽器店での取り寄せや、ネット通販で購入する場合がほとんどです。

実際に付録のテルミンを組み立てて演奏してみた!

テルミンに興味はあるものの、本格的なモデルは価格が高く、実物を展示している店舗も少ないため、「まずは気軽に試してみたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、簡易版のテルミンではありますが、筆者の手元にあった雑誌の付録テルミンを実際に組み立てて、演奏できる状態まで試してみました。

雑誌を開封すると、付録のテルミンはこのようにパーツごとに分かれた状態で収納されていました。一見すると組み立てが難しそうに見えますが、説明書に沿って作業を進めていけば問題ありません。

実際に組み立ててみると、工作があまり得意ではない私でも、ドライバー1本で約30分ほどで無事に完成させることができました。

特別な工具や専門知識も必要なく、初心者でも十分に組み立てられるレベルだと感じました。

完成後は電池をセットし、この状態になったところで、いよいよテルミンの演奏に挑戦します。果たして付録のテルミンでどのような音が出るのか、実際に試してみました。

初めて音を出してみた印象

テルミンといえば「フォンフォン」とした独特のやわらかい電子音をイメージしていましたが、今回の付録版では「キュイーン!」「キュピィィィーン!」といった、鋭い金属音のような音が鳴り響きます。本格的なテルミンとは異なる簡易仕様のためか、想像していた音色とは少し違った印象を受けました。


また、本体側面のネジを回すと音量が変化します。最初は「組み立てに失敗したのでは?」と少し不安になりましたが、アンテナに手を近づけることで音程が変化するため、一応正常に動作しているようです。

実際に手をかざして演奏してみると、テルミンの難しさをすぐに実感します。
試しにチューリップの花でも弾いてみようかと演奏してみましたが、全然うまくいきません。アンテナに対する手の位置がほんの少し変わるだけで音程が大きく変化するため、狙った音を出し続けるのが非常に難しいのです。

私は一応ピアノを7年間習っていたので、簡単なメロディーくらいはすぐに弾けるのでは?という自負がすこーしだけありましたが、ちょっと練習した程度では全く思うように演奏できず・・「テルミンは難しい!」という評判は本当だったのだと身をもって感じました。


感覚としては、音程を指の位置でコントロールする楽器であるオタマトーンに少し近いかもしれません。しかしテルミンの場合は物理的に触れる場所がなく、手の位置や動かし方によって音程が変化するため、さらに感覚をつかむのが難しい印象です。

その一方で、試行錯誤しながら少しずつコントロール方法を探る過程はとても興味深く、「いつか本格的なテルミンも演奏してみたい」と思わせてくれる魅力がありました。
研究や練習をコツコツ積み重ねることが好きな人、ひとつのことを突き詰めるのが得意な人には、特に向いている楽器かもしれません。

まとめ

テルミンは一般的な楽器店では見かける機会が少ない楽器ですが、中古市場では愛好家やコレクターからの需要があります。

今回、長年しまい込んでいた付録のテルミンを実際に組み立てて演奏してみましたが、思っていた以上に演奏は難しく、わずかな手の動きで音程が大きく変化する繊細な楽器でしたが、その独特な仕組みや音色には強い魅力を感じました。

長い歴史を持ちながらも今なお多くの人を惹きつける理由が少しわかった気がします。

最後に、ニーゴ・リユースでは定番の楽器はもちろん、テルミンをはじめとする電子楽器や珍しい楽器、上記のような付録付き雑誌なども買取を行っております。

購入したものの使わなくなってしまった楽器や、長年保管したままになっている楽器でも査定可能です。使わなくなった楽器の整理をお考えの際はぜひニーゴリユースにご相談ください。どんなに古くて劣化している状態でも、商品1点から専門スタッフが無料で出張査定いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

YouTubeでも音楽とカメラの歴史を紹介していますので是非ご覧ください!

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